自閉症ノブは、一般的なコミュニケーションをとても苦手としています。

そこで、ノブは自分の気持ちを伝えるための補助的道具として、コミュニケーションブックを携帯しています。
ブックの中にはたくさんの絵カードや写真カードが入っていますが、今までのカードの使い方と大きく違っていることは、ノブがそのカードを人に提示して気持ちを伝えるのではなく、自分でそのカードを見ながら、頭の中で「言葉」を組み立ててしゃべるための道具になっているところです。

補助的にこのブックを使うことによって、ノブは伝えたいことをだんだん伝えられるようになってきました。
★ブックの入った「ウエストポーチ」

ノブはこれを寝るときとお風呂以外、いつも身につけています。そして、必要なとき、ブックを出して絵カードを見ながら自分の「言葉」を組み立てます。
★ブックを出したところ

最新のコミュニケーションブックは、小型のシステム手帳サイズに変わりました。この方がウエストポーチの中にすっぽりと入り、使い勝手が良くなりました。

★ブックの中身

ブックの中にはこのような形でPCSの絵カードが入っています。
「感情」「挨拶」「学校」「家庭」などに応じて、ノブが検索しやすいように、台紙を色分けしています。
★ブックの効力

ノブはブックを高等部一年生(15歳)から使いはじめました。つまり、まだ2年経っていないということです。
この2年足らずの間に、ノブはとても安定した生活を持つことが出来るようになりました。自分の「言葉」を伝えることが少しずつ出来るようになり、それに比例して、ストレスからくるパニックが激減したからです。

★ブックの広がり

最近では、クラスの仲間や先生、教生の学生さんなどが、自分のブックを持つようになってきました。
それは、ノブと話がしたい、という気持ちからです。
こんな風に、コミュニケーションに障害のある仲間とブックを通じて話がしたいという雰囲気がどんどん広まってくれるといいですね。
★ブックのバージョンアップ

ブックはどんどん、その中身や形を変えていくと思います。
まだまだ試作段階と言ってもいいかもしれません。将来、ノブが背広を着た社会人になったとき、ふところからおしゃれな小型システム手帳(ブック)を出して、お話している姿を想像すると、ワクワクしてきます。

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  ・・・・コミュニケーションブックの中のPCS作成ソフト