グリークラブ香川通常練習前に行う。R.K氏、藤島、児玉、TBH、田中、H.M氏が参加。
変更点の確認の他、これまでどうもリタルダンド気味だった「夕鳥の〜影を見れば」の部分で、
「かげを・・・」の入り(裏拍)の位置を指揮中の一点に指定して、むしろ畳み掛けるように歌ってもらう事にする。
やはり、この方がイメージに合っている。その後、ハーモニー練習もみっちり行う。かなりテンポよく進められたと思う。
グリー練習後に団員の前で披露する。多少の手応えはあり。役員会の後にもう一度縦のタイミングを合わせる練習をする。
R.K氏、藤島、TBH、田中が参加。藤島氏の指摘で冒頭部の遠近感を出すため、音量の調整を行う。
また、「ゆるやかな」のレガート表現の方法を全員で意見を出し合い、まとめて実現のため練習する。
こうしてメンバーからの色々な指摘や工夫によって、全員で曲を作っていくというのは良い。
私自身も気づいていない問題点を指摘してもらったり、問題点の改善方法を考える上で参考になるなど利点が多い。
冒頭部、下三声による「やあれ、それ」を流していると、表現に気をとられて音程を聞き合う事を忘れているようなので、
三つの音が入り乱れてボンヤリとした塊のように聞こえている。そこで、
改めて発声方法を、鼻から上に響きを抜く基本に立ち戻り、また、所々の五度を聞き合うように、具体的な音を体感してもらい、
広めにとるようコツを示して歌い直してみる。!!、たったこれだけでキチンと整理されたシャープな音になってくる。
練習法で記してはいるものの、自分の想像以上に音が変わる。
八分音符一つ分では必ずしも純正に合わせる事はできないと思うが、
それでも聞き合って自分の音を修正するよう意識すると全体の音が格段に違ってくる。
先週の練習時の演奏を聞いていると、この五度がボンボンと聞こえて来て他の演奏にはない特徴になっていた。
ハーモニー練習も今日はなかなか良い響きになる。
S.K氏、藤島、児玉、TBH、田中が参加。昨日までの変更点をまとめて、反復練習を行う。
付点八分音符と16分音符の箇所で指揮を振っていると16分音符の入りが遅れる事が多かったので、
指揮の中で「この位置で入るように」と具体的な位置を説明して歌ってもらう。
ハーモニー練習は、やはり「入り日空」がきまらず、ちょっとブルー。
最後に昨日に続いて当日の予定を周知する。
グリークラブ香川の団員総会の後に行う。R.K氏、児玉、TBH、田中が参加。ブレス位置の追加等の指示を出す。
前回練習のテープからSecの音量が小さく、バランスを崩す箇所があったため、主旋律やハーモニーで重要な所等、
数箇所で音量を大きくする指示を出す。
以前から冒頭部でTopの旋律が下三声のリズムとズレる事が問題になっていたが、
「柱を倒すよ」の最初の16分音符を早めに入る(三連符のようにする)事にすると、改善されてきた。
ハーモニー練習では、やはり「入り日空」のTopとBassの長三度がなかなかきまらない。Bassの方でかなり浮いて合わせようとしているため、
内声もうっかり低いままになっている事もある。録音して聞いてみても良かったり悪かったりで、
「当たるも八卦、外れるも八卦」といった所か。
練習場に残っていたT女史に聞いてもらい、改善点について指摘を求める。色彩感の変化に乏しい事や、
間の取り方が単調等の指摘を受ける。抽象的な表現については私の中にそれを実現する技術がないためどうしようもないが、
間の取り方については、テンポが変化する間にある休符を後のテンポによる拍の長さにしてみる。
R.K氏、S.K氏、藤島、児玉、田中、H.M氏が参加。ほぼ全参加メンバーが集まり、
児玉氏が持参した機材を使って演奏を録音し、全員で問題点を検討する。
また、ハーモニー練習をかなり念入りに行う。そのため録音を聞くと想像以上にBassの存在が感じられる。
しかし、TopとBassの長三度は場所によってはどうしても広くなり、この修正がなかなかうまくいかない。
全体的には良い響きになっているので、これ以上ハーモニーを突き詰めても審査員の評価は変わらないだろう。
それでも突き詰めるべきか、それとも旋律処理や曲想を優先するか・・・。
TBH、田中が志願した補習を行う。特にTBHはこれまで練習に出られなかったため、かなり遅れていた。
そこで、これまで指導していた旋律処理等のポイントを一気に総て示し、練習をする。
休憩中に、二人が私の指導が解り易いと評価してくれる。ここ数年、とにかく理解できるように噛み砕いて、
できない原因を究明して、工夫して、と色々と考えて行っているつもりだったので、そういってもらえると大変嬉しい。
S.K氏、藤島、児玉が参加。旋律処理の練習の後、私が仮にBassを担当してハーモニー練習をする。
藤島氏のクレッシェンド個所がどうもうまくいかないため、一人で歌ってもらった所、
問題の部分ですぐに大きくしてしまう癖がある事が分かる。そこで、前半は同じ大きさを保ち、そこから大きくするように説明する。
後半のハーモニー練習の方は短時間で限界を感じたので早めに切り上げる事にする。
この段階になるとBassがいなければ練習にならなくなる事を改めて痛感する。
R.K氏、S.K氏、藤島が参加。正月を挟んで約二週間のブランクが開いたせいか、指示した旋律処理のポイントを忘れているようだ。
まあ、最初から反復練習で身に付けていくつもりだったのでたいした問題ではない。また一通り練習していく。
アンサンブルコンテスト当日の予定が発表される。今回は坂出高校のホールで行うため、上履き持参で来いとの事。
おまけに当日は模擬試験の最中なのでリハーサル室以外での声出しは禁止だという。やたらと規制の多い大会になったものだ。
一般部門の出場団体はわずかに4団体。どうでもいいが、出演順番は今回も2番。なにか縁があるのか、呪われているのか(^^;)
R.K氏、藤島、田中が参加。今日はクリスマスイブという事で妻帯者の家族サービスへの配慮から午前中に行う。
旋律処理、曲想について一通り指導し、反復練習。行う事自体は前回と変わりないが、メンバーが理解できるように表現を変えたり、
正確な演奏のため、より細かくバランス等の指導を行う。少しずつ良くなっているという実感はある。
また、全パート一斉にブレスが入る箇所をチェックし、ブレスのタイミングを合わせるようにする。
後半はハーモニー練習。純正律のハーモニー感覚を実感してから、曲中での決め所で他パート(主にBass)を聞いて合わせる。
完全五度は良いのだが、長三度は平均律との誤差が大きかったり、旋律や転調の都合で合わせにくいようだ。
一部箇所でSecはTopを聞いて合わせるように指示を出しているが、Secメンバー曰く、「Topを聞く方が合わせ易い」との事。
最後にR.K氏から「練習中は向き合って歌っているから合わせられるが、本番で聞こえるかどうか。」という指摘があったので、
本番時の並び(舞台上で後列中央Bass、その前にTop、下手Sec、上手Bar)で歌ってみる。充分聞き合える事が解かってもらえたようだ。
「(本番は)ギッシリ詰まって並んだ方がいいね。」
これは昨年の練習中に私が言ったのと同じセリフ。ハーモニーを意識する事ができるようになると、同じ結論に達するようだ。
グリーの練習がないので、その時間帯に行う。R.K氏、S.K氏、児玉、藤島、田中が参加。
今日は高松市でお祭りがあったため、中心部は大渋滞で大変だったようだ。西から来た私はそれほどでもなかったが。
前回に続いて、今回も田中氏が先に到着して準備していてくれた。う〜む、申し訳ない。
旋律処理とテンポのキレを重視して、各部の注意点を指摘して、見本を見せる。
また、SS定番のハーモニー練習も、一部個所で従来からもう一歩踏み込んだテクニックを使った練習をする。
今回で私の考えた表現はほぼ総て出し切ったので、後は反復練習で完成度を高めていこう。
休憩中にR.K氏、S.K氏を中心にクリスマスプレゼントの話をする。
R.K家では子供達がサンタを信じているので色々と気を使っているそうだ。一方、S.K家ではすでに信じていないため、
一緒にプレゼントを買いに行くのだという。この話を聞いた時、
自分が初めて両親の前で「本当はサンタはいない」と言い、心の中に一抹の寂しさを感じた時の事を思い出した。
児玉、TBH、田中が参加。
SSメンバーを中心に特練。Bassとの音程関係チェックの後、Barの音取り。やはり「波にもまるる」のリズムで引っかかるので、
前回と同じ方法で理解して歌えるように粘り強く指導する。児玉、田中両氏はすでにつかんでおり、TBHもかなり苦労したが達成する。
私の方法は、場合によっては幼稚園の頃やっていたカスタネットの練習法にまで溯る。
(いわゆる、四分音符をタン、八分音符二つをタタ、付点八分音符と16分音符はタッカでとるというアレ。
)それを組み合わせたモノに楽譜を置き換えて取ろうというのだから、人によっては恥ずかしいと思うかもしれない。
だが、思うに、テンポは決して感覚(ノリ)にまかせてはいけない。どんなに苦労しても理屈を理解する必要がある。
そうしなければ、いつまでたっても応用が利かないし、そもそも指揮者の存在意義がなくなるのだから。
ブレス位置の指定、歌詩解釈の披露と表現の方針について話す。「「やあれ」の16分音符は「あ」を言い直して歌う。
しかし、「や」より大きくなってはいけない。」慣れないと厄介な指示だと自分でも思う。
グリークラブ香川が高松市の合唱祭(ちなみに冷凍食品のカトキチが後援)に参加した。
早々に出番が終わったので、客席で他団の演奏を聞きながら「杢太郎」の楽譜を見て、どのような表現を行うか考えて書きこんでいた。
以前から歌詩解釈を考えていたのだが、この時色々と考えて以下のような意味ではないかと思う。
「大志を抱いて上京したもののその望みは未だ果たせず、レストランで故郷の酒を傾けている。
夕暮れ時、夢の象徴である国技館の遥か上を超えて行く鳥を見ると、現状の自分のふがいなさに胸かきむしられる思いが湧き上がる。」
これにより、前半部は活気ある外の情景を表現して、後半の動きのない自己の状況と強烈な対比をみせている。
そこで、前半は勢いとテンポのキレを生かし、しかし冷静に流す。後半、むしろ最後のページになってから感情を込めた、
独特の動きをつける。3回繰り返す「なぜか心の〜」で徐々に感情を高めて行くという方針を固める。
夕方に改めて集まる。R.K氏、田中が参加。
多少音取りを行い、旋律処理法について説明をして、具体的にポイントを指定し、歌ってみて練習していく。
クレッシェンド等と重なるとちょっと厄介。R.K氏からの指摘で「やあれ」の16分音符を立ててキレが良くなるようにする。
他、ブレスの位置を指定する。一部苦しい個所もあるのでそれは今後の練習で修正していこう。
グリークラブ香川の役員会があったため、かなり遅くなり、また短時間しか行えなかった。
R.K氏、児玉、藤島、田中が参加。SS練習の定番である、Bassとのオクターブ、完全五度、長三度の個所のチェック作業を行う。
その後、四声で合わせる。充分通せるようなので、旋律処理や曲想の練習に移って行く事にする。
また、今回のグループ名について相談する。当初は全く別の名称で行こうと思っていたのだが(タダタケ研究会とか、(人名)後援会とか)、
意外にみんな「Single Singers」という名に愛着や尊重する気持ちが強いようなので、後ろに適当な単語を付けるという事にする。
終了は0時過ぎ。皆様、ありがとうございます。
R.K氏、S.K氏、H.M氏が参加。T女史に協力を要請してTop、Bassの音取りを行う。
どうも、既婚者は日曜日が、独身は平日の方が都合がいいようだ。
T女史が帰られた後、丁度SS以外のメンバーばかりだったので、ハーモニーを作る方針を伝え、並び方、今後の練習方法について少し説明する。
また、ひとまずBassとTopがオクターブになっている個所をチェックして、意識して歌ってもらう。
それだけでも、漫然と歌っているのとは音が違ってくる。
児玉と、終了寸前に藤島が到着。
ほぼマンツーマンだった事もあり、児玉氏の音取りを集中して行う。42小節目の「波にもまるる」のリズムが取りにくそうなので一工夫する。
「もまるる」の部分は16分音符がからむとりにくいテンポで、
そのためなんとなく急かされる気がして、「も」が三拍目より早く入りがちになっているようだ。
そこで、まずは拍の頭にある「み」「も」「る」以外の音符を省略してとる。ついで「に」の裏拍を追加。
一方、「もまるる」の部分を分けてテンポを取り、その上で組み合わせる。どうやら取れてきたようだ。
思うに、こうした、テンポをちゃんと取れるような練習を行う指導者は余り見かけない気がする。上記の練習法も私自身が高校、
大学時代に自力で編み出したものである。
テンポなんて、本人が少しでも「解った」気になれば不思議と取れるものなので、ちゃんとやって欲しいものだが・・・。
ちなみに、上記では細かい音符を省略していたが、他にシンコペーションを取る場合に拍の頭の音符を仮に追加するやり方もある。
10日(日)、24日(日)の練習を午前中に変更する事をメンバーに通知する。 TBHに連絡した所、彼は当初、「当日仕事があるため出演順番が最後ならば出れるかもしれない。」との事だったが、 「もう、当日は午後から半休を取るから出ます。」とのお言葉。おかげさまで懸案のBarもひとまず揃いました。
R.K氏、藤島、田中が参加。T女史に協力を要請し、全パートの音のチェックを行う。
T女史の指摘で細かいテンポのズレやスピードの変化を明確に表現する必要性を痛感する。
田中氏に宿題としていた「楽譜の拍ごとの線引き」のチェック(来週までの予定だったが)。
これはテンポがとれないメンバーへ指示した練習法で、
元々は自分が高校時代に高田作品の三連符や16部音符をとるために編み出した方法。
拍ごとに線を引き、その線の音符を指揮者の打点と合わせる事により、拍子を理解して徐々に全体と合わせていこうという目的。
だが、今回は三連符の説明をし忘れていたので、その説明を行う。この方法も3年目となるとさすがに慣れたもので、
三連符の部分以外は特に問題もなかった。
R.K氏、藤島、田中が参加。また数日前、R.K氏の尽力により、Bass、H.M氏の参加が決まり、初参加。
こうして参加申請が快諾される所にR.K氏の人柄が覗える。
Bassの音取りを行い、一通り終了。最後に4パートで合わせる。想像以上にハモる曲である事に驚く。
R.K氏、藤島、児玉が参加。
Secの音取りを行い、一通り終了。R.K氏の尽力により、Top、S.K氏の参加が決定。
グリー通常練習後、R.K氏、藤島、児玉、田中と共に第一回練習。
当初、「3.柑子」を行う予定だったが、R.K氏の「どうせなら賞取りに行こう。それならもっと変化の大きい曲を。
」との意見を受けて「1.両国」に変更。
追加練習の日程と助っ人メンバーについて検討。毎週日曜夜に時間を取る。
また、今回は助っ人多数等の事情によりSingle Singersの名称では参加しない事を伝え、グループ名の募集をする。
グリークラブ香川が参加していた香川県の「マタイ受難曲」演奏企画も無事終了し、この日はその打ち上げが行われた。
その席上、藤島、田中、TBHらと(この期に及んでも決まっていない)アンサンブルコンテストの曲目について相談していた。
そこにTopパートリーダーのR.K氏が加わった。氏は京都産業大学グリークラブ全盛期のパートリーダーにして名テナー。
高く豊かでハモり易い声を持っているので、以前から是非一緒に歌ってみたいと思っていた(でも既婚者)。アンコンの予定について伺うと、
「(Secパートリーダーの)T.Sさんが出られないらしいので予定ナシ。」(これまで、T.S氏が中心のグループに参加して好成績を修めていた。
)との事。彼が入団当時(グリー創団時)から「木下杢太郎の詩から」を歌いたがっていたのだが、ずっと却下されていた事は有名な話。
「じゃあ、一緒に杢太郎でもやりますか。」
と、水を向けると「いや、それは皆に悪いでしょう・・・。」というセリフとは裏腹に目はキラキラと輝やいている。
かくして超強力助っ人を得て曲目決定。
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