スピーカーのコーナー
PART5


 国産スピーカーは個性がないとよく言われますが,
どうしてなかなか個性的な音を聴かせてくれたり,
個性的なスタイルをしていたり,思いっきり贅沢に
作られていたり,先端技術を取り入れていたり・・と,
かつての名機・銘機たちはとても印象的でした。
機種が多くなったので,ついに5ページ目に入りま
す。



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ONKYO  SCEPTER10

1976年にオンキョーが発売したスピーカーシステム。
当時,各社から13万円前後で大型システムが競うよう
に発売されました。このセプター10もその1台で,大口
径のウーファーとホーン型ユニットによる堂々たるスピー
カーシステムでした。

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Aurex  SS-930s

1977年にオーレックス(現東芝)が発売したフロア形
スピーカーシステム。アメリカ・ホーレー社製コーンに
よる大口径のウーファーとホーン型トゥイーターを大型
のキャビネットに搭載した,精悍なスタイルのスピーカー
システムでした。


NS-1000Xのページへ
YAMAHA  NS-1000x

1984年にヤマハが発売した3ウェイスピーカーシ
ステム。ヤマハにとって超えざる名機NS-1000M
の後継機として,あるいは上級機として,はたまた
NS-2000の弟機として作り上げたと位置づけられ
る1台で,20年間の新しさが盛り込まれた力作でし
た。

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SONY  APM-66ES

1985年にソニーが発売した3ウェイスピーカーシステム。
APM方式の平面型ユニットを搭載したスピーカーで,当
時の598戦争の中でも最もコストがかかっていたのでは
という1台でした。

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Victor  FB-7

1976年にビクターが発売したフロア型スピーカーシステム。
メーカー製では比較的珍しい存在のバックロードホーン型
スピーカーシステムの高級機で,異彩を放つ存在でした。

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PIONEER  S-HE100

1992年にパイオニアが発売したトールボーイ型スピーカ
ーシステム。バーチカルツイン方式で好評を得ていた同社
が,さらに能率の良さ,鳴りっぷりの良さを追求して積極的
にホーン型ユニットを取り入れて新たな展開を求めた1台
でした。

SX-900のページへ
Victor  SX-900

1988年にビクターが発売した3ウェイスピーカーシステム。
SX-1000の弟機として発売され,SX-1000に準ずる内
容を持った高性能なシステムでした。音の面では,ジュニ
ア版というより,また別の魅力を持っていた1台でした。

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YAMAHA  NS-7

1993年にヤマハが発売した2ウェイスピーカーシステム。
ヨーロッパのスピーカーを思わせる,ソフトドーム型ユニット
をトゥイーターに持つ2ウェイスピーカーで,美しいエンクロー
ジャーも印象的なスピーカーでした。

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Technics  SB-E500

1978年にテクニクスが発売したフロア型スピーカーシス
テム。SB-7000で「リニアファエイズ」を提唱した同社が
SB-10000の弟機的存在として,ホーン型ユニットを中
高域に使用して作り上げた堂々たる4ウェイシステムでし
た。

Scepter2002のページへ
ONKYO  Scepter2002

1990年にオンキョーが発売したスピーカーシステム。
ホーン型スピーカーに継続的に取り組んできたオン
キョーが超弩級機GS-1の技術的成果も導入して完
成させたトールボーイ型スピーカーシステムでした。

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EXCLUSIVE  S5

1988年にパイオニアがエクスクルーシブブランドで発
売したトールボーイ型のスピーカーシステム。仮想同軸
をめざした「バーチカルツイン」のシステムで,エクスク
ルーシブブランドではただ1つの「バーチカルツイン」の
スピーカーシステムでした。

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Victor  SX-7

1974年にビクターが発売した3ウェイスピーカーシ
ステム。名機SX-3の上級機で,より充実した音を
目指した設計は完成度の高いものでした。そして,
後のSX-10spirit等へとつながっていく1台でした。

SB-8000のページへ
Technics  SB-8000

1979年にテクニクスが発売したフロア型スピーカー
システム。あの名機SB-7000(テクニクス7)の上級
機といえるモ デルで,リニアフェイズとともに,大きくワ
イドレンジ化が図られていました。

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PIONEER  S-07

1995年にパイオニアが発売したスピーカーシステム。
小型のエンクロージャーならではのすぐれた音場再現
性を実現しようとした,本格的な小型2ウェイシステム
でした。

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ONKYO  D-7

1981年にオンキョーが発売したスピーカーシステム。
オンキョーが紙以外の新素材をウーファーにも投入し
てきた意欲作で,同社のスピーカーシステムの中で,
中級機の主力モデルでした。

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ONKYO  D-77

1985年にオンキョーが発売したスピーカーシステム。
いわゆる598戦争の発端になったともいわれる,ある
意味戦略的モデルで,当時話題となりました。また,
その後継機が営々と続いていったという意味でも,注
目される1台といっていいでしょう。

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DENON  SC-A7

1982年にデンオン(現デノン)が発売したスピーカー
システム。CD元年のこの年,デジタルオーディオへの
対応も考えられた,当時のデンオンの中級クラスの主
力モデルで,それまでとはデザインイメージも大きく変
わりました。


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Victor  Zero-100

1982年にビクターが発売した3ウェイスピーカー
システム。Zero-1000の弟機として発売されまし
たが,3ウェイのすべてのユニットをファインセラミッ
クス系のダイアフラムで構成するなど,独自の魅力
をもっていました。

S-933のページへ
PIONEER  S-933

1979年にパイオニアが発売したスピーカーシステム。
S-955の弟機として発売されたスピーカーでしたが,
当時,NS-1000Mが君臨していた10万円クラスへ
のパイオニアの挑戦でもあったようです。

S-9500のページへ
PIONEER  S-9500

1983年にパイオニアが発売したスピーカーシステム。
S-933の後継機として発売され,ウーファーを中心に
強化が行われ,10万円クラスへのパイオニアの意欲
がうかがえる1台でした。


※ここに掲載された写真は,各製品のカタログからの
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