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ラスベガス旅行記

・ラスベガス珍道中記 二日目

ラスベガス珍道中記

二日目

 寝つけないまま朝が近くなる。冷房がきつく、乾燥した空気に慣れていない自分を感じる。浅い眠りをくり返すうち、同室のM子さんが目覚めて暗がりでごそごそ動いているのがわかったので、カーテン開けてよ、と声をかけ、自分も起きるタイミングをはかる事にする。今日はいよいよツーショット記念撮影。順番に洗面所を使いながら念入りにメイクをする。

この日、この時の為に買ったピンクのシルクのツーピース。そのままではやる気むき出し過ぎだし(^^;)、日ざしが恐いのでカーディガンを羽織り、アクセサリーをつけていざ集合場所のロビーへ。 私達はD号車、その名もめんたいこ号に乗り込み、ABCの出発を待っていざ出発。こんなに一斉にたくさんで出発してどうすんの?と思っていたら私達は先にダウンタウンで観光ということでした。 ガイドはジミーとかいう日系人のおじさん。口癖が語尾に「〜てかんじです。」がつくこと。高校生くらいの娘さんがいるらしいのだけど、どこでその言い回しを習ったんだ・・と気になって仕方がなかったです。 さて、バスを降り、しばらく歩いてアーケードの電飾が有名な通りについたものの、昼間なのでもちろん電飾はなし(^^;)。ジミーが「トイレ」に行きたい人を連れていってくれるというので、私達は観光よりなによりまずトイレに向う事に。トイレとはその辺にあるカジノのトイレを借りる事だったのだが、ジミーについてぞろぞろ向うと、1つ目のカジノはトイレだけは拒否とのこと。その近くのカジノにも拒否されて、けっこう歩いた先のカジノでやっと借りられる事に。ジミーは「昔は気軽に貸してくれたのに、」みたいにぼやきながら歩いてました。これまで、いわゆる高級ホテルのカジノしか入った事がなかったのだけど、基本的に暗めの照明と派手な衣装のねえチャン達を横目にちょっとどきどきしながらトイレを借り、残り少ない時間で少し観光をすることにする。

ダウンタウンの電飾アーケードにて

めんたいこ号のベイベー達の多くがABCマートなる店に走り込むので訳が分からないまま私も入るとそこはちょっとしたコンビニのような品揃えとお土産品が売ってあった。今ここでお土産を買うつもりがなかったのでさっと一巡りして出てくるが、M子さんが朝食用に3個入りのカップケーキを買っていて、私に分けてくれる。バスの中で1個づつ食べ、残り1個はいらないから捨てるというのを聞き私が2個ごちそうになる(^^;)。朝ご飯はいらないつもりだったのだが、食べるとおいしゅうございました(笑)。

そんな私達を乗せたバスは砂漠のハイウェイをどんどん進み、ミード湖のほとりにあるハイアット リージェンシー レイク ラスベガス リゾートに到着。砂漠ばかりだったのに、この一帯は突然ゴルフ場のような緑に包まれている。この不自然さこそがよほどのお金持ちしかとまれないというこのホテルのプライドのように思えるし、この砂漠では緑と水というものが最も貴重で高級なものなのだと実感する。

ハイアット リージェンシー レイク ラスベガス リゾート

バスから降り、番号順に整列するが、とにかく日ざしがきつく刻々と汗で化粧が崩れるのが分かり、日陰へ〜日陰へ〜と逃げる私。建物内に入る手前で撮影を終えて晴れ晴れとした顔の人達とすれ違うが、その中にM姐さんを発見し、どうでした〜?と感想を聞きに走り寄る。すると「聞いて〜、私当たりベイベーだったんで!!」とおっしゃる。当たりって何ですか?と聞くと、M姐さんが隣に座った時にちょうどフィルムが切れて、カメラマンがフィルム交換ですねえと言ったら、みっちーがすかさず、「当たりベイベー!イエィ♪」て言ったらしい。何だかわからず「えっ、当たりベイベーって何が当たりなんですか?」とワクワクしながら聞いたら、「フィルム交換している間他のベイベー達より長く僕のそばにいられるでしょ、?だから当りベイベー!イエィ♪」と答えてくれたとか(^^;)。M姐さんは正直、「なんだ、そんなことかよ(-_-;)#」と心の中で思ったものの、「あっ、そうなんだ〜いやん♪、ラッキー☆(*^o^*)」と笑顔で答えたとか。大人の女ですな(笑)。でも、みっちーベイベーならうれしくないはずはなく、そういいつつかなり嬉しそうでした。 にしても、撮影する前にものすごく緊張している私達が撮影後、あんな晴れ晴れした状態でいられるのか、それがどうしても想像できず、隣近所のベイベー達と不安を分かち合いながら、いよいよ撮影場所のあるテラスへと向う。うすぐらいトンネルのような廊下で最終チェック。前にはゴスロリファションのベイベー達がいたのでアクセの位置や化粧の状態をみてもらったりしながら緊張も最高潮へ。トンネルを抜けるとそこは・・さんさんと照りつける太陽と池、その先にテラスと人影!みっちーです。

ただしそこからが本当の試練の時でした。一人一人の撮影時間は短くても順番が回ってくるまでに数十人はいます。なのに、みっちーのいるテラスまでの間に日光を遮るものなし! 皮膚がじりじり焼けるのとだらだら汗が流れるのに耐えられず、事もあろうに私は2番前のゴスロリベイベーの持っていた日傘の影に自然に引き寄せられるように向っていました。みんな暑いのを我慢している中、人の影に勝手に入るという暴挙を自分の意志では止められず(^^;)、「ほんま、ごめんなさい、体が勝手に影の方に向うんです(ToT)」と阿呆な泣き言を言う始末。でもそのベイベー達がとても優しくて「いいよ、いいよ、一緒に入ろう」と影に入れてくれました。おかげで少し落ち着いて、間近に迫るみっちーとポーズに思いを馳せる事ができました。 先に目をやるとアシスタントらしき女性が「肩です」「腕です」と声をかけ、それを聞いたみっちーがそのベイベーの希望のポーズに動くというシステムになっているようでした。

私はポーズを聞いた時から「肩!」と決めてました。なぜか。。

握手は論外(^^;)、腕を組むか肩での迷いでしたが、どちらが主導か、というので心情としては大きく違います。腕を組むには私の積極性が必要で、肩を抱くのはみっちーの積極性が必要です。どうせならみっちーに積極的に来てもらいたい(≧▽≦)!!という乙女心なのです(笑)。

後番のM子さんは腕を組むに決めたらしくその後ろベイベーに腕を借りて健気に練習に励んでます。そうしている内、傘に入れてくれた黒のゴスロリファッションベイベーの番。まるで10代のような面持ちの彼女はみっちーの事を本当に好きらしく顔がこわばってます。続いて深紅の髪の気さくなゴスロリベイベーの番。撮影後、崩れ落ちるように「だめだったぁ〜(ToT)」とよたよた走り去る彼女に、みっちーが「だめじゃないよ〜」と優しく声をかけて・・、あぁ〜いよいよ私の順番です。肩でお願いしますと頼んでいるので「肩です」という声がかかり、別のアシスタントの女性にバックを渡し、今まで出した事もないくらい密やかな声で「お願いします」と言ってからみっちーの隣の白い椅子に座ります。ふわりと揺れるスカートをみっちーの視線が意識したのに気付き、「シルクのスカートの印象ばっちり!」と自画自賛(笑)。次は手が肩にのびてきたらとにかく目をしっかりあけて瞬きしないようにしなくっちゃ!!と気持ちはみっちーよりもむしろカメラに向っている私(^^;)。間近でみるみっちーの横顔は・・『うわっ、化粧濃い!! みっちーって色白だと思っていたけど私の使っているファンデよりかなり濃い色使ってる。ポスターカラーぬったみたいになってるよ〜』、とまじまじとながめてしまう。(後であれが舞台等で使用されるドーラン?と思いました。)すると突然みっちーがくるっとこちらを向き、えっ?と思った瞬間「肩だっけ?」と尋ねてきました。「はい、肩です」とちょっとぶりぶりにかわいらしく答える私(^^;)。どうやら前のベイベーとのやりとり中に私のポーズのキューが入って聞き逃したらしく、聞き直していたんだと分かり、その分だけみっちーとしゃべれてしっかり正面で向かい合えた事に感謝する。

そこで見た及川光博という人の印象は、「こんな顔の人間、今まで見た事ない」というものでした。きれいとかかっこいいとかというのとはまた違うのだけれど、遠目では何度も見ていたにもかかわらず、近くで見ると顔全体と目がちっちゃくて、その目も私が普段見かける目よりも眼球が一回り小さい感じでした。とにかく目の印象しか残っていません。

じゃカメラ見て〜、みたいな雰囲気で、みっちーの左手が私の背中を回って左手にかかります。私もカメラに集中!!と正面を向くと私の目の端に、みっちーの頭の影が、そしてその影がぐっと私の方に倒されました。「ええい!!いっちゃえ!!(>_<)」と私も自分の精一杯でみっちーの方に頭を寄せます。後は笑顔の口の端がぴくぴくするのをがまんし眼に目一杯力を入れてシャッターが降りるのをひたすら待ちました。パチリ。「ありがとうございました。」とみっちーに一礼、カバンを受け取り私もそそくさとその場を退散しました。

ツーショット!!!!!うふっ。

撮影が終わったベイベーは少し離れた所に走り去ってからまじまじと撮影風景を眺めていました。私もその中に加わり、それぞれ興奮覚めやらぬ自分のエピソードを語っては、はあ〜と脱力、そしてみんなとてもすがすがしい顔になってました。私は同じバスグループでの撮影順としても最後の方だったので、最後まで見守っていると、次のグループの撮影が開始されるまでのひとときにみっちーが椅子を立ち、こちら側を見ています。大声を出してはひんしゅくなので小さく手を振っていると、みっちーが手を振り返してくれました。少し興奮してみっちー!! と大きく手を振り晴れやかな気分でバスに戻りました。

あ〜終わった〜♪

もう今日の仕事は午前中にして終わってしまったような晴れやかで気楽な得した気分です。一旦モンテカルロに戻った後、お昼はベイベー仲間の計画に交ぜてもらってベラージオのバッフェにタクシーで向いました。ここは無料の噴水ショーが有名なホテルなのですが、ラスベガス大全の評判通り、ここのバッフェは値段も高いけど一番、口に合いました。人数の関係上2テーブルに別れた所、向こうのテーブルではM姐さんに話題が集中。例の「当りベイベー〜♪」の件でうらやましい〜おごれ〜の合唱となり(^^;)、M姐さんも気分よく自慢した後グラスビールをおごっているようでした。 さて、バッフェを終えた後、ホテルを軽く散策、お花な囲まれての写真撮影大会となる。

花と戯れる少女(の気分^^;)

時間を見るとまだ3時くらいで夜みっちーと一緒のマジック観賞の集合時間までやや余裕があったので私は今日の昼間に今回の旅の目的の1つであったラスベガスヒルトンホテルの「スタートレック エクスペリエンス」に行く事にする。M子さんとその話しをしていると一緒に食事をしていたY子さんも行きたい、という話しになり、3人で別行動に出る事にした。

ヒルトンまでの交通にはホテルの間を右回りに巡回しているストリップトロリーバスが便利だろう、とラスベガス大全であたりをつけていた私はBALLYSホテル乗り場からバスに乗り込む。バスの運賃は先払いで一律1ドル65セントだが、こちらではおつりが出ないし両替えもないシステムらしい。がたいの大きな運転手のおっちゃんがなにやら大声で言い、料金箱をノックするのでゆっくりお金の確認をする余裕を失ってしまい、おっちゃんのノックが終わるまでおっちゃんの表情を確認しながら3人分をY子さんが1ドル紙幣を入れてくれたが多分多く支払ってしまったと思う(^^;)。ちょっと釈然としないものの、まぁ、これも思い出だ、後はホテルにつくのを待つだけ・・と思ったら、まあ・・このバスの遅い事、遅い事(^^;)。いちいちホテルの裏の乗り場まで廻り込んで客を拾い、また乗り込む客がお金を入れるまで動かないんだからそれも仕方がないんだけど。そのくせ、ホテルの裏の道は高速を出せないように道に凸があるのだが、そこは減速せずに突っ込むものだから、悲鳴があがるほど飛び上がるのでした(^^;)。時間に余裕がなかったので内心ハラハラしていたものの、こういう事でもなければ行かないようなホテルの裏口やバス内の広告、雰囲気は面白かったです。 やっとの思いでバスがヒルトンに到着。

ヒルトンホテル前のオブジェ

エクスペリエンスのある場所までカジノを突っ切って行ったのだが、ここのカジノの雰囲気は昼間なのに暗い、華美な装飾がないという印象(スタートレックの雰囲気をイメージしているのかもしれない)。本当にホテルによって印象ってちがうものなんだと感心する。エクスペリエンスの受け付けで体験コースの上にブリッジでの記念写真をどうするか悩むが、館内は写真撮影が禁止なのと、ネクストジェネレーションのブリッジとあっては撮らない訳にはいくまい!!と思い私とM子さんは撮影コースプラスで、Y子さんは写真なしで申し込む。ちなみに、入場料は24ドル99セント、Captain's Chair Photo は6ドル95セントでした。受け付けのおばちゃんに写真撮影をする人は16:45に撮影場所のCaptain's Chair に必ず行ってね!と念押しされつつ、入場ゲートへ。入場ゲートではブラックライトに反応する蛍光塗料のスタンプがパスポートらしくそれを捺す為右手をここにおくようにと指示される。そこに何の気無しに手をあてはめるが『なんで指が3つに分かれるようになってんの?おさまり悪〜』と思っていると、スタンプを捺す人が「NO!NO」とにこやかに合図する。

ん?!置き方があるの?と思って気がついた(^^;)!この、親指、人さし指と中指、薬指小指で三つに指を分ける手の形、バルカン人の挨拶の形なのだ。「長寿と繁栄を」って英語でなんて言うか勉強しとくんだった。。とちょっと後悔(^^;)。指をあてはめ直しそして捺されたスタンプがまた宇宙艦隊のマークなのだ。のっけからファン心理をくすぐられテンションがあがりまくりながら時計を見ると16時、まだ余裕があるわ、と私とM子さんはそれぞれの思い入れのあるコーナーで立ち止まりながら衣装やタイムインデックスを見て回る。

衣装や小道具はテレビで見る方が高級そうで、実際にはこんなもんか(^^;)、というかんじ。私はネクストジェネレーション、DS9、ヴォイジャー、エンタープライズあたりが守備範囲。M子さんは初期のスタートレックとネクストジェネレーション、DS9あたりが守備範囲らしい。テレビ放送は順番に何年もかけてされるのでなんとなく各シリーズが別々のような気がするのだが、ネクストジェネレーション、DS9、ヴォイジャーあたりは感じていた以上に時代が重なっていることに感心しながら見ていく。Y子さんはあまり詳しくないのでさっさと見ていたらしくあっという間に離ればなれになる(^^;)。展示スペース中にはブルーシートをバックに写真を構えるカメラマンがいて一人一人写しているが、それは出口で頼めばDS9のメンバーとの合成写真にできるらしく、希望者だけが買えば良いようであった。展示スペースを抜けた所で再びY子さんと合流、後はシュミレーションライドへと続く道らしく真ん中に手すりのパイプがある幅2mくらいの赤いじゅうたんの通路の右側を歩いていると、突然目の前のドアが開き、クリンゴン人に扮した女性が出てきたのだ。一瞬これはサービス?と思ったのだが、どうやら休憩を終えたか何かで、クリンゴン人がいるのが売りのバーへ向う為控え室から出てきているようだった。

クリンゴン人を見かけたら握りこぶしを胸にあてて『カプラ!』と叫ぼうと心に決めていた私達(^^;)、興奮しながら「カプラ!」と叫ぶと、にやりと不敵な笑みを浮かべながら「カプラ」と返してくれるじゃないですか!!パイプの向こう側を、私達とは反対方向に向うクリンゴン人を見送りながら前を向き直るとまたしてもそのドアからクリンゴン人2名とフェレンギ人1名が出てきます。私達の興奮は最高潮となり、大男達を見上げながらカプラ!を連呼しまくりました(*≧▽≦*)Oo。芝居ッ気たっぷりの彼等はすれ違いざま、テレビさながらに睨み付けながら「カプラ」と返してくれ、旅の目的の1つが果たされた私は充実感でいっぱいでした。

そうしてアトラクションの入り口に到着するとロープが張られてあり次の出発時間まで少し時間があるようでした。日本で調べた時にアトラクションには22分くらいかかると書いてあったので時計を見ると16:30分で、このまま行くと写真撮影の集合場所とやらに行けるのだろうかと心配になるが、受け付けの人はCaptain's Chair のある場所、すなわちブリッジに集合と言っていたと思うし、このアトラクションでブリッジに行くのでそこで撮影してくれるのだろうと思い案内に従って3Dライドに乗り込むことにする。

説明は全て英語で、聞き取れる人は宇宙艦隊の制服を来たガイドさんと楽しそうにやり取りをしているが、私は全く聞き取れず、きっとマニアックな会話がなされているのだろうな・・とちょっと寂しい気持ちを持ちながら乗り込む。私達は敵の攻撃にあいシャトルで脱出するという設定。敵の攻撃をかいくぐりながら3Dライドをし、危機一髪のところでエンタープライズのトラクタービームで牽引され終了。 席を降り、転送ビームを受けてまわりが暗転したと思ったらそこはもう転送室。初転送されちゃいました(*^^*)。

そこから戦闘体制となった艦内をクルー達とすれ違いながら案内され、ついた所がメインブリッジ。女性の艦長が果敢にクリンゴン艦を追っ払い、めでたしめでたしでアトラクション終了〜。部屋から退出・・・って、あの〜写真撮影どうなったの(^^;)??と突然不安にかられる。近くにいた関係者らしき人に「Where is the picture place?」と訪ねるとその先だよ、と言われたので良かったと安心して向うとそこはさっきブルーシートをバックにとった自分とDS9のメンバーの合成写真をしてくれる場所だった。なんか違う、どこ?と聞いても語学力の無さから要領を得ず、撮影時間が書かれたメモを見せながら悪戦苦闘しているとなんとなく相手に「この子達はCaptain's Chair の撮影の集合場所を見のがしてここについてしまったらしいぞ」ということに気付いてくれ、ぐるりと一周してまたもとの受け付けまで連れていかれることとなった(^^;)。事情は分かってもらえたようで次の撮影時間に交ぜてもらえることになり、Y子さんに無理言ってもう少し待ってもらい、私とM子さんはブリッジ写真を希望している赤いTシャツを来た金髪の女性についていくように言われる。その女性も快く引き受けくれ、今度は早足で展示コーナーを通り抜けることとなった。ちなみに、私達を受付まで連れていってくれた男性は「She doesn't speak any English」と説明していたが、そういうのは聞き取れてしまうのだ(^^;)。「not any」って言われてるよ(^^;)、そうそう、ほとんどえーごわかりませーーん、ごめんなさい(^^;)状態ながら、でも私とM子さんは「撮影場所なんてどこにあったの?見のがして無いよなぁ」と慰めあいながらさっき通った赤いじゅうたんの道を進む。そして衝撃の事実!!

誰だって気付くだろうというような勢いで「Captain's Chair Photo撮影はここで待て」というような看板がありロープが張ってあるのだ( ̄▽ ̄;)!!。なんでこんなあからさまなのに気付かなかったのか・・よーーく記憶をたどると、なんとその場所こそ、クリンゴン人の集団とすれ違った、まさにその場所だったのだ(^^;)。廊下の真ん中にあった、手すりパイプと思っていたのは写真撮影を希望する人が、通路進行方向、向って左側に並ぶようにするものでもあったようで、誰もいない状態で前を見れば容易に見つけられる看板が、廊下の手前では女性クリンゴン人に釘付けでわざわざ後ろ姿まで見送った為見のがし、ちょうど看板があるところで大男3人とすれ違い、上ばかり見上げていた私達は彼等の向こう側にまさか集合場所の看板があるとは全く気付かなかったというのが見のがしの真相だったのだ(^^;)。

やられた・・このうちの四人にやられた

あほや〜・・と反省しつつも、これでは仕方なかったよね、と二人で慰めあい(^^;)、改めて写真撮影に向う。 結局3人で撮影場所に出発。工事中のような、裏道のような場所を通るのだが、ピカード艦長のサイン入りポートレートが売ってあったりとちょっと高めなお土産も置いてあるような場所を抜け、非常扉のようなドアをあけるとなくなくブリッジに続く廊下に出て、ブリッジに到着。個人的には3Dライドで艦隊内部を案内されるように歩いた後で裏方も見れたのでなんか得した気分だった。そこではさっき威勢よくクリンゴン艦を追っ払った女性艦長がカメラマン(^^;)。恥ずかしかったけれど、金髪の女性がピカードさながらにポーズを決めて写真をとっていたのを見て私も頑張って艦長席に座りぱちり。

ピカード艦長の席にて、「コースセット 発進!」

みっちーとのマジックショー観賞の集合時間が気になり気持ちは急かれるのだけれど、せっかくだからとブリッジ内を丁寧に見せてくれ、また帰り道では内緒だよ、といいながら製作途中のブリッジを覗かせてくれた。グレーが基調だったのでボイジャーかしら?と思いを馳せるがやはり会話が聞き取れず(-_-;)。後でM子さんの旅行記を読むと「これが出来上がる頃にもう一度ラスベガスにおいで」と言われいたらしい。 写真が出来上がるまでの間、猛ダッシュでお土産を買う。自分にはここに来て本当に反省していたので腕時計を買い即座に装着(^^;)、Kちゃんに頼まれていたお土産を探すが、艦隊のバッジ(コミュニケーター)とベイジョー人のイヤリングしか見つからず。セブンオブナインのグッズは置いて無いとのことだった。Y子さんに平謝りしながらとにかくタクシーに乗り込み、10分遅れでモンテカルロホテルに到着。まずは集合場所に行くと、まだ20人ほど来ていないらしくてなんとかセーフ(^^;)。時間も少しなら大丈夫だというので部屋に戻り、チケットを持ち服を着替えてバスに乗り込みました。

到着したサハラホテルはちょっと格下のホテルということもあり、やや古い印象を受ける。 先に到着していたベイベー達は一旦席についた後はぼちぼち席を立っていたいたらしく、マジックショーのチケットについていたドリンクの割引券をつかってフロアーまでドリンクを買いに来ていた ベイベー仲間のHさんに合う。心配してたんで〜間に合って良かった良かった と言われながら、なにかしら合図をするので何?と思っていると「ほら、みっちー、みっちー」と言う。ショーが行われる会場の手前のスロットで関係者に囲まれながら真っ赤なシャツを着たみっちーがスロットをしていたのだった。つまりみっちーより遅く会場入りしちゃったわけです(^^;)。でも遅れて近くで見られてラッキー(*^^*)、なんて不遜な事、思っちゃいました(^^;)。

マジックショーの会場は500人程度の客席でしたが、そのうち450人がみっちーベイベーという異常事態(^^;)。みっちーが会場に入ってくるとベイベー達は押さえ気味とはいえ、興奮気味に手を振ります。どうせなら貸しきりにした方が良かったのではと思うほど、一部の一般客はびっくりしたんじゃないかな(^^;)。これじゃ、だれのショーだかわからない。

スティーブ ワイリックのマジックはイリュージョン系とカードなどのテーブルマジック系、後イヌを使ったもの等がありました。一人のベイベーはステージでちょっと下ネタ系のマジックの助手をさせられてましたが、みっちーもマジックに参加。誰か100ドル札持ってない?とみっちーが声をかけられ、100ドル札を渡す事に。遠目にも私同様、英語があまり聞き取れていない様子が分かるみっちー(^^;)。私だったら絶対いやだわ〜と思いながら様子を見守る。スティーブがお札を折り畳み、もう一度ひらくと100ドル札がいつのまにか1ドル札に。そのお札を受け取ったみっちーはお笑い芸人がカメラに向ってするように、スクリーンに写し出しているカメラに向って「どうなってんの?聞いてないよ〜!」みたいな感じで抗議をジェスチャーでアピールする。英語できんし、それでいっぱいいっぱいだよねぇ・・と自分勝手な共感をする私(^^;)。 再度スティーブがお札を受け取り再び折り曲げ、今度こそ100ドル札を返してもらいほっと一息のみっちーなのでした。いろんな意味で(^^;)。

マジックは英語力をさほど必要としなかったのでそこそこ楽しめ、みっちーの退場を静かに見守ってから私達も退場。でも、その光景の異様な事といったら・・(^^;)。450人の目一杯おしゃれした同年代の日本人女性がほぼ一列でぞろぞろカジノを縫うように歩く光景に、カジノをしているお客さんもほとんど全員が手を止めて一斉にこちらを見ています。中にはハイタッチを求めてくる人もいてノリの良いベイベーは「イェ〜ィ」とハイタッチに応じてましたが、私は恥ずかしさの方が先にたってしまいました。そうしてバスに乗り込み、次の目的地であるストラトスフィア展望台へと向いました。

ストラトスフィア展望台は夜にも関わらず大盛況。その上に450人ものベイベーが押し寄せたので、バス毎の時間差で展望室まで上がりました。私達は最後から2番目のバスなので仲間のベイベー達がそろそろ帰ろうか・・という頃に辛うじて合流。そこそこ夜景のきれいな場所は見て来たつもりだったけど、さすがラスベガスという電飾の洪水のような夜景にうっとりでした。私も何度かカメラを構えたものの、仕上がりは最悪、お見せできなくて残念です。

 地上345mにて

(実はつい先日、何度目かにして、絞りのメモリをまた逆に覚えていた事が発覚(-_-;)。絞ると開けるを反対に記憶していると思い聞かせてもどこかでどっちが逆だったっけ?とひっくりかえっているようで、気付けば真っ黒の写真が多数。夜景全滅をX線検査のせいにしてましたが、もしかしたらそれだけではないかもしれません。。。)

夜景観賞を終えた後22時を過ぎてホテルに到着。夕飯を食べていない私はベイベー仲間となんとかうまく合流できて、モンテカルロホテルのビールバーで乾杯。そこは80年代のヒット曲を生演奏で歌ってくれていたらしく、自由にフロアーで踊れるようになっていた。私よりややお姉様のディスコ時代ベイベーにはドンピシャ!だったらしく、どの外国人よりも激しく踊る集団となっていた(^^;)。特に、Kさん、Hさん、U子さん、M姐さん達がみっちーの振り付けをアレンジして踊り始めてからは、傍観者的に眺めていた私もちょっと参加。見知らぬ外国人男性と輪になって踊っちゃいました。

 狂喜乱舞♪

明日のみっちーとのイベントは夜からなので、昼間はそれぞれが思い思いに過ごすとのこと。私はパリスホテルでバッフェを食べるというベイベー達に加えてもらう事にして今夜はお開き。またまた日付けが変わってからベットに潜り込みました。

※ ここで使用している写真の多くはベイベー仲間から頂いたものを使用しております。不都合が生じた場合は適宜削除していきますので、あしからず。

・ラスベガス珍道中記 一日目


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