東西落語特選 声劇台本編
このページでは、新しい試みとして、古典落語を、舞台を現代へと脚色しております。
演じやすいように、主人公の年齢・性別を変更している場合もあります。
それぞれの話には、元になった古典落語の噺へのリンクを張っておりますので、読み比べていただきたいと思います。
落語は、それ自体、非常に魅力的な噺が揃っているのですが、江戸〜明治・大正〜昭和初期に作られたものが多いため、現代人には面白みが伝わりにくい物も多いです。
例えば、貧乏や文盲などをテーマとした噺は、実感として理解し難いところがあります。武士と町人の身分の違いをテーマとした噺、奉公や大店(おおだな)の生活をテーマとした噺なども難しいですね。
一般人にとって、複数の登場人物をひとりで語り分ける、というのも困難を伴います。その点、複数の話者で演じ分ける、ということをすればハードルは下がるのではないでしょうか(これを声劇という呼び方をしたりします)。
最近、縁あって、声劇というものを聞かせていただく機会が増えています。落語を演じるときに感じる壁を取り払い、より気軽に演じられるよう、あえて古典落語を脚色する、という試みをしています。
落語のコアなファンの方は、ひょっとしたら眉を顰められるかもしれませんが、ご理解・ご容赦をおねがいします。
苦情はわたくしtoshiまでおねがいします。Twitter @masacae です。お手柔らかに(^o^)
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- 声劇版『死神』 初出 2012/08/16