3月15日(金)豊島中学校第72回卒業証書授与式(写真編)

卒業式当日の様子を写真で紹介します。

3月15日(金)豊島中学校第72回卒業証書授与式

彼女が小中併設校最初の新入生として豊島中学校に入学したのが3年前。大雨の降る中挙行された入学式のことは今でも鮮明に覚えています。あれからはや3年。今日の卒業式は、雨のように涙がこぼれる場面がたくさんありました。

一人学級だったこともあり、他の学年が友人と協力してしていることを彼女はすべて一人でしなければいけませんでした。「楽しいなぁ。」と思うことはもちろん、「嫌だなぁ。」と思うことも全部一人で。逃げ場がなくて苦しかったこともあったはずです。でも、いつも笑顔で前向きに頑張れるのが彼女の強いところでした。みんなの力を借りながら、豊島中学校をよりよくしようと3年間がんばりました。彼女がしてきたことが誰かのためになり、そしてつながっていきますように。

【答辞を紹介します】

拝啓 卒業を迎える私へ

入学式の開始を待っている私は、今、不安でいっぱいです。また教室でひとりぼっちの生活が始まると思うと、不安に押しつぶされそうです。私はどんな中学校生活を送りますか。楽しいと思えることがたくさんありますか。

もし、三年前の私からこんな手紙が届いたら、きっとこんな風に応えるでしょう。

拝啓 不安な気持ちでいっぱいの私へ

楽しみにしていた入学式。びっくりするぐらい雨が降っているね。でも、楽しみなことがあると必ず雨を降らせてしまう、私らしい入学式だと思います。ほら、「雨だれ石を穿つ」って言葉があるでしょ?今日の雨も、「どんなに小さな力でも、根気よく続けていればいつか成果が得られるよ」という、空からのメッセージだと思う。この学校には、あなたを「人」として成長させてくれる出来事がたくさんあります。あなたを支え、応援してくれる人がたくさんいます。だから安心して。今抱えている不安は、きっとすぐに吹き飛ぶから。あなたにとって、豊島中学校で過ごす三年間はかけがえのないものになるから。

三年間という年月はあっという間に過ぎ、今日、卒業の日を迎えました。でも、今、この場に立っていても、私は卒業するという実感が湧きません。私はまだ、みんなと一緒に笑ったり、しゃべったりしたい。そんな気持ちでいっぱいです。それはきっと、この豊島中学校で過ごした三年間が、私にとって当たり前で、大切なものだったからに違いありません。

入学してすぐに始まった、豊島中ソーランの練習。先輩方の指導は厳しく、細かく指導を受ける度に、中学校生活は甘くない、と痛感しました。でも、先輩方が厳しく指導してくださったからこそ、豊島中ソーランを大切に受け継いでいこう、と心に誓うことができました。そして、行事の度に、伝統ある豊島中ソーランを披露できる幸せを感じています。

修学旅行や職場体験学習など、成長できる場がたくさんあった二年生。その中でも、五色台集団宿泊学習と生徒会役員選挙は、私にとって、大きな転機となりました。学校を離れた大自然の中で、自分に素直になれたり、友達のいいところを発見したりすることができた五色台集団宿泊学習。一年生五人と、これからの豊島中学校のために自分たちにできることは何か、じっくり話し合いました。自分やなかまと向き合い、なかまや団結力の大切さや、集団行動の大変さを学んだことで、大きく成長できたと思います。

そして、生徒会役員選挙。生徒会長になり、リーダーとして、豊島中学校の未来を想像し、必要なものは何かを考えながら毎日を過ごしました。私の、「やってみたい」と思うことにみんなを巻き込み、新しいことにも挑戦しました。生徒会活動を通して、自分の世界を広げ、新しい自分に出会うことができたような気がします。

昨年の卒業式。この場所に立ち、先輩方への送辞を読みました。私の卒業へのカウントダウンが始まった日です。この日から、何をするにも「中学校最後」という言葉が私の頭をよぎりました。二度と同じ時間は戻ってこない。だからこそ、大好きな友達や先生と過ごす時間を今まで以上に大切にしたい、そう強く思い始めました。

中学校最後の運動会。大切ななかまと息をぴったりそろえて踊った豊島中ソーランはもちろん、改良を加えた生徒会種目も心に残っています。準備をしたり新しいアイディアを出したりするのは大変でしたが、たくさんの人の笑顔を見ることができ、新しいことに挑戦した喜びを感じました。

毎日必死で練習した部活動。中学校生活の中で、最も自分と戦った場所でした。必死に練習しても思うような結果が出なくて、何度も悔しい思いをしました。県総体をかけた最後の大会。標準記録を突破できず、私の中学校での陸上競技生活は終わりました。本当に悔しかった。でも部活動は、私に目標に向かって挑戦することの大切さを教えてくれ、私を成長させてくれました。

豊翔会では、劇を通して豊島の魅力を伝えることで、私自身も豊島の良さを再発見し、豊島のことがもっと好きになりました。そして、楽器演奏。演奏する自分たちだけが楽しむのではなく、会場にいる人みんなにも楽しんでもらいたくて、後輩のみなさんや先生方を巻き込み、会場を盛り上げました。みなさんのおかげで、会場が一つになった気がします。私の無茶ぶりに応えてくれてありがとう。

私を「人」として成長させてくれた、たくさんの出来事。いつも私の前に立ちはだかる壁は本当に高いものでした。乗り越えられるか不安で、もがき苦しんだこと、周りからの期待に応えられるか分からず、自分のことを嫌いになりかけたこともありました。でも、私を支え、応援してくださるたくさんの人が私の周りにはいました。

在校生のみなさん。みなさんにとって、私はどんな先輩だったでしょうか。先輩としてみんなを引っ張らなければ、と思うと、どうしても強い言葉をかけてしまうこともありました。ごめんね。みなさんには力があります。相手のことを思いやる、優しい力。新しいことでもすぐに受け入れられる、柔軟な力。その力を最大限に発揮するためにも、ぜひ、自分の思いをしっかり伝えられる人になってください。そして、この豊島中学校の伝統を大切にし、さらによりよいものにしてください。私がしてきたことが誰かのためになり、つながっていきますように。小さいときから兄弟のように育ってきた私たち。大人になっても、大好きなみんなと一緒にお喋りして笑いあいたいと思っています。今までありがとう。

先生方。いつもあたたかく見守ってくださり、本当にありがとうございました。一緒に悩み、アドバイスをくださったり、ときには私のわがままやいたずらに付き合ってくださったりしました。先生方との出会いがあったからこそ、今の私がいます。先生方からいただいた、たくさんの愛情は、私の宝物であり、自慢です。

そして、お父さん、お母さん。三年前の入学式の日、「三年間なんてあっという間だよ」という話をしましたね。本当にあっという間でした。気付けばもう卒業です。学校までの送り迎え。部活動の応援。甘えてばかりいたくせに、わがままや不満をぶつけたこともありました。なのに、どんなときでもそばで見守ってくれ、支えてくれた家族のおかげで、私は今日という日を迎えることができました。改まって言うのは恥ずかしいけれど、多分今しか言えないのでこの場を借りてお礼を言わせてください。私を生んで、そしてここまで育ててくれてありがとう。これからも私を応援してください。

今日、私は小中併設校、最初の新入生として、また九年間この校舎で義務教育を送った最初の卒業生として、この豊島中学校を卒業します。これから踏み出す、新たな一歩。自分の選んだ道を、自分らしく、そして笑顔で歩んでいきます。

サヨナラは悲しい言葉じゃない それぞれの夢へと僕らを繋ぐYELL ともに過ごした日々を胸に抱いて 飛び立つよ  独りで次の空へ

「さようなら、豊島中学校」そして「ありがとう。」

平成三十一年三月十五日  卒業生

 

私にとって、彼女と過ごす毎日が当たり前だったので、朝の会や給食、掃除の時間に彼女の姿がないことがすごく寂しいですが、一緒に過ごし、彼女から学んだことを大切にしていきたいと思います。あなたと過ごした時間は私の宝物です。幸せな時間をありがとう。あなたの応援団として、これからもエールを送り続けたいと思います。

卒業おめでとう!