情報基礎


高瀬中学校のコンピュータの概要について
 高瀬中学校では平成6年度の夏に機種を入れ替えており、現在コンピュータ室にメモリーを24Mに増やした20台の生徒機と1台の先生機があり、職員室には3台のコンピュータが設置されている。それぞれwindows95が稼働しているが、職員室にある1台をNetware3.12jのサーバーとしてすべての機械をLANでつなげている。なお、コンピュータ室では画面をそれぞれの各機に送るためにNECのPCゼミでもつなげられている。
 コンピュータを使用する授業は現在のところ2年生での選択教科(20時間)のコンピュータグラフィックスと3年生の選択美術(36時間)で使用しているが、他の教科での使用はほとんどない状態である。(他の教科での使用をどのようにすれば増えるか現在検討中である。)
 インターネットについてはコンピュータ室の先生機からモデムをつないでおり、それぞれ情報を取得できるようになっている。イントラネットについても考慮しているが、まだまだ勉強不足である。
 先生方の状況については、教師の36名中34名(95%)の先生がノートパソコンなどを持っており、さまざな文章なども電子化されている。当然昨今のwindowsマシンの普及により、ノートパソコンでも76%もの比率でwindows95が動いている。そのことによりインターネットを体験している先生方も多く、現在10名の人がemailアドレスを持っている。
 ただそれぞれの先生方がどこまでコンピュータに関するスキルを持っているかというと、他の先生方や生徒に教えられるという先生は5名。自分が使うには困らない程度に理解している(フォルダーの概念やファイルの概念がわかって自由に使えるというレベルだと思っている)先生が4名だと思っている。その他の先生についてはファイルを自分のハードディスクからフロッピーにコピーするということについても困難を伴うように思われる。そのため常に先の9名については他の先生から空き時間によくHELP!という言葉をかけられることが多い。
 現在電子化された公務分掌などの情報をどのようにして一体化させられるかが今後の課題である。

リテラシー教育について
 現在主にコンピュータを使う授業というのは2年生の選択授業コンピュータグラフィックスを選択して使用するか、または3年生での全員必修の選択技術で使うことになる。しかし、これではそれまでコンピュータに関する知識を得ることができないため、他の授業で使うといったことが困難になる。そこで1年次にコンピュータリテラシーを育てる必要を感じ、昨年(平成7年度)三豊観音寺において県の情報基礎の研究会が当たり、それに協力する形から実施することになった。
 またこの内容には生徒のリテラシー教育はもちろんのことであるが,担任が授業をおこなうことで,教師側のリテラシーを図ることも考えられている。
リテラシー教育の内容
該当学年 1年全クラス
時数総合計 10時間
担当教師 担任(情報基礎担当が横についてのTT方式)
  1. 時間数の持ち方

     朝の20分を有効に使うことで各クラスが順番に利用すれば可能である。また1年を通して考えるなら約10時間分は十分にとれる。
    また,リテラシーの内容にもよるが,1時間という内容は生徒も集中力を無くし,内容も多くなりすぎるため生徒は消化できず20分という時間は適当である。
     基本的な操作については夏休みまでに終える時間であり,コンピュータを使った授業をする上での困難は夏休み以降はほとんどなくすことができる。

  2. リテラシーの内容について(夏休みまで)

    基本的には次の内容が考えられる。

    1. 機器の名称
    2. 基本的な操作方法
    3. 文字入力の仕方
    4. ファイルの入出力(フロッピーの初期化等も含めて)

      以上のことができれば,コンピュータを使った授業において生徒が困ることは少なくなると考えられる。夏休み以降は基本ソフトの使い方や応用が入る。

  3. 教え方について
     本来は担任がおこなっていくが,中には触ったこともない教師も存在する。それを補助するために情報基礎担当がTT方式でつくことになる。これによって教師側のリテラシーもおこなうことができる。また,担任が主でおこなうために,事前研修が必要である。さらにできれば情報基礎担当が出張,年休等があった時のために,もう一人補助の担当が必要である。またこれによってどちらかの担当の転勤時の移行がスムースにできる。

     平成8年度にはこの朝の時間だけでは教えることだけになりがちという反省から、昼休みに教室を開放し、生徒がコンピュータを自由にさわれるようにしている。ただし、機械の数の制限もあり、1ヶ月に1クラスという制限で各月ごとにクラスを変えて、その期間はそのクラスのみ自由に使えるようにしている。


情報基礎

選択技術年間指導計画

  1. 目標
  2. 学習計画(36時間)
時間 内容 補足説明
コンピュータの立ち上げ方、教室使用上の注意  
キーの名称及びその働き
・ローマ字入力
・かな入力
キーの働きがわかるようにキーボードを画面上に見せながら説明
タッチタイプの起動と名前の登録 正しいタッチタイプの指使いを説明
タッチタイプの練習 できればローマ字入力の方を推奨するが、かな入力になれている生徒にはそれを選択させる
著作権についての学習 ソフトの著作権をメインに情報化社会における著作権の重要性を認識させる
WINDOWS95の使い方 マウスの使い方 フォルダーの概念についても教える
親子文集の作成 CUBEWINDOWSのワードを使って
・文集の制作
・ファイルの保存
・ファイルの呼び出し
保存は原則としてサーバーに保存させる
CUBEWINDOWS ペイントの学習(線画) ペイント系ソフトの概念について
CUBEWINDOWS ペイントの学習(色塗り) さまざまな色の効果について
CUBEWINDOWS ペイントを使って年賀状を作ろう 実際に使える年賀状を制作
CUBEWINDOWS カルクを使って表計算を学習しよう セル・表計算の概念について知る
CUBEWINDOWS ベースを使ってデータペースを学習しよう データーベースの概念を知る
自分たちのデーターベースを作ろう 自分たちを紹介できるような項目でデーターベースを作成
パソコン通信を体験しよう
・メール交換
・掲示板
・チャット
TS-FLOCK(シェアウェア)を使ってLAN内で通信を行う
インターネットを体験しよう インターネットを実際に繋ぎ、さまざまな情報を得る
  1. 問題点
     どうしても二人で一台のために十分な指導が行えないことが多く、一人がやっている間にもう一人は何もしないということがおこってしまう。できれば40台のコンピュータが必要かと思う。



選択教科の中のコンピュータ活用

選択美術年間指導計画

  1. 目標
  2. 学習計画(20時間)
時間 活動内容 補足説明
オリエンテーション 年間計画を作成する
コンピュータの学習1 コンピュータの基本的な操作方法とWINDOWS95の操作方法を知る
コンピュータの学習2 ファイルの入出力の方法を知る
コンピュータの学習3 ペイント系ソフトの基本的な操作方法を知る
コンピュータの学習4 カット&ペーストなどソフトの操作方法を知る
CGの制作 ペイント系ソフトを使ってCGを制作する
プリントアウト CGをプリントアウトし、色の修正などをして作品を仕上げる
インターネットを体験する 先生機を使ってインターネットを体験する。
ホームページの作り方 WWWブラウザ、メモ帳の使い方を知る
ホームページのタグについて タグの入力の仕方を、内容を知る
ホームページの作成 自分のホームページを作成する
鑑賞 リンクを張って友達のホームページを鑑賞する

 この選択美術では一人一台のコンピュータを使って制作する。ソフトがペイント系しかないために、3次元的な絵は描けないが、それなりに生徒は興味を持って取り組めている。
 今年度はインターネットにもつながる環境になっているので、この授業でもホームページを作成させたい。
昨年度の生徒作品

大きな画面で見たい方は絵をクリックしてください。(ただしサイズが大きいですよ)

高瀬町コンピュータ講座
 高瀬中学校では町からの要請があり、毎年夏休みなどに町主催のパソコン講座を開設している。今年度はWINDOWS95が入ったこともあり、応募者が多く、何名かはことわらなければいけないほどであった。講座のカリキュラムは以下の通りで夏休み中に9回ほど行われた。

回数 学習内容内容 使用ソフト
1回 ウィンドウズの基本操作 WINDOWS95
2回 ワープロ(文章作成) ワードパッド
3回 グラフィック(絵、図) ペイントブラシ
4回 文章と絵の合成 ワードパッド&ペイントブラシ
5回 パソコン通信 TS-FLOCK(シェアーウェア)
6回 ホームページを作ろう1 メモ帳&インターネットエクスプローラー
7回 ホームページを作ろう2 メモ帳&インターネットエクスプローラー
8回 ホームページを作ろう3 メモ帳&インターネットエクスプローラー
9回 ホームページを作ろう4 メモ帳&インターネットエクスプローラー


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