ノブの基地(スケジュールボード)

ノブの大切なスケジュールの基地が新しくなりました。
毎日のスケジュールボード。月間スケジュールボード。その横に、明日のメニュー、おやつを書くボード。
こうやって一箇所にまとめると、とっても便利。
最近のノブは、一日のスケジュールを前日に自分で書きこむようになりました。書きながら、父や母に確認しながらきれいに書いていきます。それに伴って、PCSカードは使わなくなりました。意味付けが完全にできた今、数字と文字で十分伝わるわけで、絵カードの必要がなくなりました。必要がなくなり、より簡単な方法で把握できるようになっていくことは嬉しいことです。
また、ノブは一日のスケジュールボードの横の来月のカレンダーを使って、来月の大まかなスケジュールの把握もしています。
そんな風に、スケジュールに興味を持ち、それによって安定してきたノブは「昨日」「今日」「明日」の概念を理解するようになってきました。
「今日」を基点にして、「昨日」「明日」「あさって」のこと、日付などを尋ねると、実に的確に答えられるようになってきました。また、日記なども、日付と一致した出来事を書くことができ、自分の中で時間的なものが上手くマッチングできているのを感じます。
そうなってくると、見通しの無さから来る不安は無くなり、毎日がとても楽しそうです。仮にノブにとってあまり好ましくない出来事が明日に控えていたとしても、ノブ自身が心の準備をする余裕があると言うのはとても大切なことだと思います。

コミュニケーションとスケジュールの把握がいかに自閉症の人を安心させるか、ノブを通じて痛感します。


ノブの基地(自宅用QHW)

ノブがいつも外出時に身につけているウエストポーチのQHWとは別に、スケジュール基地に据え置きのQHWを設けました。

かなり柔軟になったように見えるノブに甘えて、彼への配慮がおろそかになっていたなと感じた母が初心に戻って彼が示すスケジュールにあわせてチップを用意し、それをノブ自身が必要と感じたときにセットできるようにしてみました。

ノブはこのアイデアに満足したようで、嘘のように落ち着きを取り戻しました。

ちょうど、私たちが出かけるときは腕時計。家には壁掛け時計、というのと同じように、複数のQHWを使い分けるというのも楽しく、便利なものです。
もう一つのQHWは、現在、作業所のノブの机の上にちょこんと置かれています。


スケジュール帳

『父のこぼれ話』で触れたように、最近のノブはホワイトボードのスケジュールボードに書き込むのと同時に、ノートにスケジュールを書き込んでいます。
今までは、両親が用意したスケジュールの道具を使っていたノブが、いつのまにか自分自身でより使いやすいものを見つけてきたようです。
自分でノートに予定を書き込み、そして終わったものから順次消していく。

形としては、理想的な流れで『スケジュール管理』が進んで行っています。

『○』と『×』

ノブに『×』を使って、禁止を伝える時、忘れてはいけないのは『○』も同時に伝えるということです。

ノブはいろいろなものを叩きます。いろいろなものを噛みます。
叩いてはいけないもの、噛んではいけないものをノブに伝えるのに『×』を書いたシンボルを使います。

★叩いてはいけないもの。
@鏡 Aガラス Bラジカセ C洗濯機 D人 E犬
★噛んではいけないもの。
@水道の蛇口 Aリモコン Bマウス

それらを書いた紙を、彼の目に付くところに貼っています。
そして、その横に、叩いてもいいもの、噛んでもいいもの。つまり、『○』も書いて貼っています。

★叩いてもよい
@ソファ Aクッション Bボール C布団 D太鼓 E風呂桶のはた
★噛んでもよい
@柔らかいボール A洋服(これは○にしました)でないと、あまりに×が多くなるからね。

『×』を示すなら、かならず『○』も。
これが我が家の合言葉です。