翻訳者大西央士作品紹介

 

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『名犬ノップ』『名犬ホープ』

平泉敏明さんの評

『名犬ノップ』は、3年ぐらい前に友人からボーダーコリーの載っている小説があると紹介されて読みました。ハラハラドキドキしながら、一気に読み終えた記憶があります(厚いので、一気にといっても数日かかりました)。牧羊犬競技会などについての記述も為になりました。当時は牧羊犬競技会に関するビデオや本などが見つからなくて興味がすごく募っていたころでした。『名犬ホープ』も『名犬ノップ』の読後、いそいで探して読みました。自分とマリンが牧羊犬競技会に出ているような気になって読んでました。最後のほうのノップが勝つあたりは感動しました。(最後の最後の恋愛のところは、あれ何で?といった感じもしました)紹介してくれた友人のほうは、ボーダーコリーも牧羊犬競技会も興味がなかったので、全体によく分からないと言っていましたので、知らない人には分かりにくいのかも知れません。自分には、『名犬ノップ』も『名犬ホープ』も読み終わるのがもったいなく感じる本でした。

当Webサイトの『名犬ノップ』と『名犬ホープ』の「物語の背景」のページからリンクしている「マリンちゃんの犬種図鑑」のWebマスターのかたです。

 

山田泰子さんの評

 ホームページを見せていただいて感激です。
 名犬ノップの大ファンだからです。何度も読みました。
 ボーダーコリーファンになりました。
 最後に読んだ後に、本をぼろぼろに囓られてしまいました。
 初めて読んだ時にはいなかったボーダーコリーのアリスに。
 続編が出ているとは知りませんでした。楽しみができました。
 何度読んでも頼もしいノップでした。
 直観力の本もおもしろそうで、読んでみたいと思います。

 

『人生は直観力で決まる!』

都筑富美代さんの評

 私は「人生は直観力で決まる!」を読んだ者です。以前から潜在意識に興味があってその方面の本をいろいろ読んでいたのですが、潜在意識の本を読んでいくと、直観という言葉が出てくるんです。それで直観にも興味を持っていたのですが、本屋で偶然、「人生は…」を見つけて、すぐに買いました。
 すごく面白かったですよ!本に書いてあるとおりの練習もやってみました。自分の知りたかった3つの質問にも答えが出たのですが、本当にその通りになるのか、まだ時間がかかりそうなんです。いったいどこまで当たっているのか、早く知りたくてうずうずしています。
 日本でもこのような直観力の開発の講座があったら参加するのに、なんて思いました。とにかく、本当に面白かったです。もっとたくさんの人が読んでくれるといいと思ってます。他にこのような本は出ないんでしょうか?出たらすぐ買いますよ(笑)。

 

『妻をガンから取り戻した記録』

伊藤健治さんの評

 大西さん、留美子さん、家族の皆さん、良い本を書いてくれて本当にありがとう!!
 実は、タイトルに驚き「あと三か月の告知」からというサブタイトルにもドキリとしたので、最初にエピローグを読ませてもらい「退院の十か月後、妻の体調は良好で……」という一節を発見し「そーか、そーか、元気になられて家に戻られたのか、よかった、よかった」とホッとしました。
 回復した留美子さんの姿を写真で眺め、エピローグを読み、安心した上で、最初のページに戻ったものの、実はプロローグを読みかけただけで、ぼくはもう2、3回泣いてしまいました。真っ黒けの正体不明の化け物≠ノ脅え、実際にそれと関わり続けた大西さんご夫婦、家族や三人の子どもさん達の胸の内が思われたのです。
 最初に「元気になってよかった」と書きましたが、そこに至る不安や苦しみ、一方で生きる希望を呼び起こしながらの明け暮れ、その重さと切実さを想像するだけで、どんな言葉も軽く消し飛んでしまうようです。
 ぼく自身、若い頃、自分の中に発生した難しい病気の事実に脅えた記憶があるので、今でも病いとの関わり方にはひと事とは思えないとこがあります。だけども、ぼくは人生で遭遇するさまざまな困難や辛さを、つい「人間存在の不条理性」といった抽象的な言葉で片づけてしまおうとするのです。深い意味をキャッチできない弱さとイージーさを反省させられた気がします。
 11月から9月の一日一日はまさしく、言語を絶する刻一刻であっただろうと思われますが、何よりも病いの事実を客観的に捉え、感情的に流される気持ちと闘いながら現在にいたった過程に心うたれました。そこにある時間の濃密さと言葉をこえた思い、克明な記録の中に記された言葉は事実の重さを伝えながら、時に詩的であり、時に哲学的な輝きを放っています。日毎のタイトルにもライブ感があって、病気との対話の様子がうかがえます。特に、バラエティに富んだ毎日の食べ物リスト、これ凄いです。きっと大西さん、つまみ食いしていたんだろーなと想像してニヤリ。でもメニュー見ているだけで喉が鳴りました。
 三人の子どもたちにもエールを贈ってあげたいですね。子どもは最高の友人になる可能性を秘めていると言っていた先輩の言葉を思い出しました。友人というか同志というか、健気でさわやかなものを感じさせてくれます。
 お母さんの不在の明け暮れ、『ベイブ』を見に行ったこと、病気で家族と寿司をほおばりながら眺めたお盆の花火、ストレッチャーでのファミリー散歩・屋上ゆき、この写真もナイスですねー。ウォーター・クーラーの水、そして「ただいま」と「おかえり」、親子の息づかいが聞こえてくるようです。
 大西さんの描く山や町、病院のリハビリ用具やギャッヂベッドなど、ぼくにも身近なものだけに一つひとつに親近感とリアリティが湧きました。
「思いがけぬひっかかりが自分のディテールを浮かばせ、それが人生を濃密なものに変える」最後の方にこんな感じのとこがあります。思い返せば、ぼくにとっての病気もまったくそうしたものでした。一本の樹が節々から新しい枝葉を伸ばしていくように、人もまた予期しない出来事によって意外な実をむすぶことができる。
 普通にはマイナスとされている病気をプラスに変えながら、生きていることの中に新しい意味を読みとっていくこと、それが人生の一つの冒険であり収穫であることがわかったのは、つい最近のことです。留美子さんと同じく、ぼくにもそれを可能にしてくれる同伴者、家族や友人がいたことが何よりの幸運でした。
「人間にできるのは生きることしかない。……よけいなことは考えずとにかく生きることだけを考えていればいい」という言葉は意味深長で、万感の思いがこもっています。今度の大西さんの本は、数年前のロバート・フルガムの翻訳『「〜かもね」は人生の素敵な知恵』のあとがきを思い出させます。
 optimisticな視座には逆境を笑い飛ばして済ますような救いが潜んでいるのかも知れません。a physically challengedというアメリカの呼び方、これ、日本だと障害者というカテゴライズだけの味もそっけもない言い方になるところをポジティブに逆転させていて好きなんです。
 病いをめぐる本はたくさんありますが、大西さんの取り組まれた一年に及ぶ日々の具体的な記述はドキュメントとして以上に、実用的な処方箋として貴重でユニークなものです。きっと、たくさんの人に希望と勇気を与えると思います。

となり町で難病筋ジストロフィーと仲良くしながら人生をエンジョイなさっている寺山修司研究家のかたです。

 

尾崎カズ子さんの評

『妻をガンから取り戻した記録』を読ませてもらいました。
 さすがに手馴れたもの、要点を簡潔に医学的なものと一般的なものとに整理され読み易かったです。また、患者の日々を客観的に掴えながら、夫婦、親子の姿を率直に表現していて、ある時はほゝ笑ましく、ある時は涙しながら深い情愛で支えられている家族の絆、心情が読みとられ感激しました。
 しかも、患者の立場からはタブーとされていたような医学の世界にふみこまれた姿は、これからの両者に一石を投じられたのではないでしょうか。人として生きている限りさけて通れない病気という宿命に対してこの本は、安らぎと励ましを与えてくれました。 

 

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