■■沢霞のCGの出来るまで■■

●役に立たないCGの描き方(爆●

・ここでは、私のCGが仕上がるまでを最近描いたぷ〜様の絵の例で紹介します。

■最初に

こういうCGの完成手順を公開するというのは、 途中を公開するのはなんか恥ずかしいし、ネタばらし的な所もあり、 普通は公開する人はあんまりいないと思います。 しかし、 どういう風に作られているのか?興味がある人とか、 絵に興味があって、もしこれからやってみようという人が 見て何かの参考になるかもしれないという事でこのページを作りました。 (果たして参考になるのか?(爆^^;;;)


使用ハード:486DX2-66MHzマシン、RAM-18MB、マウス、タブレット
(フルカラー絵を描くには悲惨過ぎるぅ!!(爆))
使用ツール:WIN95版Painter4(Fractal Design社)
細かい補助作業用としてSuper Kid(Zeit社)
(Painterはタブレットドライバがロードされるとマウスでは描画操作出来ないので (・・・う〜ん、Painterの弱点、その1))

注)ここでは主にPainterでの作業となっています。


普通は線画があり、それに着色というのが、一般的でしょう。 (いきなり色を置いてゆくという描き方もありますが・・) 線画は、やはり、紙に描いた物をスキャナーで取り込んで やるほうが50倍?くらい楽でしょう。 スキャナーがあるのとないのでは、線画作成の効率において 全く違うでしょうね。 しかし、私はスキャナーを持たないのです。 「ないから、面倒、出来ないよ」とあきらめていては、いつまで経っても出来ないので マウス&タブレットを使用して仕上げます。 というわけで、私の場合、パソコンのみの完全ペーパーレスな作業となっています。

適当なサイズの白紙を作り、まず、左のような感じで、 どういう感じの絵で、どういう配置でいくのか?を適当にラフを描きます。 本当にいいかげんなラフですね(爆) (私の描き方は、この段階だと体のパーツ状態を掴む為に、 すっぽんぽんな感じに近いので、公開するのは、なんかヤですね(爆)^^;)

自分の描きやすいサイズで描いていって、足りなかったら継ぎ足したりして 全体のサイズとかを見て調整しておきます。 大き目に描いて最終的に縮小すれば、奇麗な物が作れますが、 私の様な、マシンパワーがない物で作業する場合、 大き過ぎると、処理のスピードが落ちて悲惨な事になりますし、 逆に小さ過ぎても、描き込み出来なかったりしますので 適度な大さにしておきます。 (あひ〜ん!DX2-66MHzではすぐに限界が見えて・・いいマシンが欲しい!!(爆^^);


上のラフを気力と根性で(爆)・・・おいおい(^^);;
タブレット&マウスを駆使して線画を仕上げます

どういう色合いで行くのか?とか、線画の状態を確認する為に ペイント塗りつぶしツールで色を大体の色を適当に塗って、調子を見ます。 よさそうだったら、塗った物は破棄して、塗る前の、元の線画だけを使用します。

次に、完成した、この線画に色を塗っていきます。

画風にもよりますが、塗る場合、各パーツ別にフロータを別々にして塗った方が 作業が楽でしょう。(別な色の隣の部分と色が滲んだような画風を狙わない場合は)

各パーツ毎に、白紙のフロータを作成して、合成方法は、「乗算」を選択して 線画の上の階層にしておいて、パーツ別に色を調子を見つつ塗って行きます。

複数の色の塗られたフロータが合成している状態で 合成方法が「乗算」の場合、下にある階層の色が濃い(黒っぽい)場合は 明るい色は塗れないのでそれを頭に入れて作業を進めます。
透明なカラーインクを重ね合わせている感じに近いので、 下が黒いっぽい場合、いくら塗る色を白に選択しようとも 不透明水彩のポスターカラーのホワイトを乗せるような風には ならないので、時々、濃い色のフロータの表示をOFFにして 調子をチェックをしましょう。

各パーツを塗っている途中はこんな感じです。

色塗りに関しては、選ぶ色からして、もう個人の感性によるものなので、 説明したり出来ないと思いますので、省略します。(^^); (結構やっていることが、私自身その時の気分で違っていたりしますし・・) 敢えて注意点を言うならば、いきなり濃い色を塗ろうとしない事ですね。 薄く薄く塗り重ねて行く方がコントロールしやすいでしょう。

Painterの場合、コントロールパレットは必ず表示させるようにして 表現設定、不透明度、ブラシサイズ等に気を配る事を忘れないようにしましょう。 (ブラシはこれが変わる事により性格がガラリと変わってしまいますから。)

紙に描く場合は、エアブラシ使用する場合とか、まずマスキングして から作業するものですが・・ CGツールにフロータ、レイヤーの様な機能がある場合、 色塗る部分を別な階層に独立させて置けば、マスクを作らずに塗って 要らない所は消す(紙の作業と手順が逆という感じ?) という事でも作業が出来ます。

それぞれ塗って、各パーツを合成するとこうなります。

上では各パーツを独立させて載せていますが・・・ 私の様に、遅いマシンの場合、フロータを多用してそのまま描こうとすると、 寝てしまいそうなくらい処理が遅くなってしまいますので、適当な時期でまめに、 フロータを固定しつつ作業しています。 遅くても、どうしても、フロータを独立させたままで、作業を進めたい場合は 拡大して作業すると少しは処理が早いです。(^^);


上の状態よりも、塗りを重ねたものです。

右は線画が合成されたもの、左は線画を合成していないものです。 ここでピンと来ると思いますが各パーツ毎の塗りとかをもっと丁寧に すれば、輪郭線のない絵もすぐ作れる事に気が付くでしょう。


この段階では各パーツを塗ったものは1つにまとめています。 色合い的にまだ不満があるのでまた色を塗り重ねます。 (左は線画のフロータと補っている色の途中のフロータのみの合成、 細かな仕上げをしたのち完成したのが右)
光っている部分を作ります。

ツールのPhotoShopのフィルタ「逆光」レンズフレアとか使えば こんな感じで、本物みたいにリアルなレンズの反射まであるひかり方のものとか、 すぐ何にもしないで作れますが・・ (実際、これは紺色を単色ベタ塗りした物に効果をかけてあるだけです。 これを使うだけですぐ絵になってしまいそうな効果です。)

こういうツールがあることを知らない人には、すごい風に見えますが 知ってしまうと・・・なんだ全然・・つまらない・・って感じです。

私は、こういうのを自分の絵に使う事が 許せない! 性格なので・・(爆)
あくまで、リアルでなくとも、自分で作り出します。(爆)

Painterでは中心を基準にした円は描けないので、 まず別フロータに真ん丸な円が描ける用に基準の線画を作ります。 次にブラシで光の外側の部分を作って置きます。
そして、奇麗な円を描く為に、シェイプを利用します。 シェイプ属性でストローク幅を太くして、うすい赤、 塗りつぶしで白を設定して、基準線を元に円を作ります。 それをフロータに変換後、要らない部分を消して、基準線も破棄すれば 右の様なものが作れます。


文字の部分を作ります。

イメージに合うフォントを選択して文字を打ち込んだ後、 そのままだと文字1つ1つが個別に扱われてしまいますので 「オブジェクト:フロータリストパレット」のグループボタンにより グループ化して置きます。 グループを選択して、変形させて気に入るサイズ、形、位置にします。 (Painterでは文字はシェイプで扱われていますので変形も奇麗にできます。) 気に入ったらフロータに変換して置きます。

「効果」「表面テクスチャの適用」で「適用」をマスクにして 「柔らかさ」とか「反射」パラメータを変えて適用させてみると 複雑な事をしなくとも単にこれだけでもこんな感じで、立体的な物とか、 メタリックな感じな物とか簡単に作れてしまいます。面白いですね。

しかし、面白いからと言って、何も考えずにそのまま使ってしまうのは 画面の雰囲気が ブチ壊し! ですので、こういうのは今回は使わずに、大人しめのグラデーションとしました。 文字が完成したならフロータを固定して置きます


収束する煙のような部分をブラシで描きます。
(右では見やすいように黒と合成しています。)

失敗を恐れずメインのキャンバスに直接描く場合は問題はないのですが フロータ上で、下地が暗く、上に不透明な明るい色の物を描こうという場合 合成法が「乗算」ではうまくできないし「通常」では下地が見えません。 Painterでは、PhotoShopのレイヤーのような 透明色の概念がなさそうなので、少し面倒です。 PhotoShopのレイヤーでは、全体を透明色として合成を「通常」とするだけで 上に白い色とか乗せる事は簡単に出来るのですが・・ (Painterの弱点、その2)
そこで、少し工夫をします。 フロータを作り、合成を「通常」にしてフロータ全体を塗りたい色で、 まず塗りつぶして置きます。
このままだと、塗りつぶした色で全体が表示されますので 「編集」「マスク」「マスクの反転」をします。 すると下の絵だけが現れますので、マスクペンを使って、マスクの編集という扱いで 描画すれば、うまく行きます。


独立しているフロータを1つに固定して

完成です!! (やった〜!)


簡単に紹介してみましたが以上です。

なんだ簡単そうだと思った、アナタ、お絵描きを始めてみませんか?

パソコン上で絵を描くのは、人間があきらめない限り、 まめにセーブさえして置けば、途中で失敗したとしても、 いくらでもやり直しが効くのでいいですね。複製も簡単で・・色も褪せない。 初期投資が必要ですが、画材は全く必要ないです、 画材も揃えようとすると結構値段は高いですし、使わないで置いておくと 変質しますし、描こうとすると準備も後片付けも大変で、 作業をする、打ち切る時期というのも、画材のものによっては 乾燥時間に左右されたりします。 その点、やろうと思った時点で取り掛かれるし、止める時もすぐ打ち切れるので パソコンで作業もいいでしょう。

ますます、お絵描きさんが増える事を祈りつつ・・ このページを終えたいと思います。

このページに関する質問、感想等があれば、私宛てにメール下さい。


・絵をクリックすると大きく見れるものもあります。
戻る時はブラウザの「戻る」ボタンで戻って下さい。

CGメニュー ホーム