ちょっと一息・・・おくつろぎ下さい。
T.オヒョウは「大鮃」、つまり大きなヒラメと書くがカレイの仲間である。
体長3.7m、270kgに達するものがある大魚。東北から北海道に分布している。最近は型と数の減少化が急な魚で危機がささやかれている。満3年で30cm、成熟するには雄で5〜11年、雌で8〜16年というように成長の遅い魚なので減り始めると拍車がかかって、あっという間にいなくなってしまう。
肉は脂肪が少なく、日本人の好みに合わないが、北米やヨーロッパではステーキにして食べる。アメリカンインディアンの主食の一つでもあった。肝臓から肝油を取る。英名ハリバットから、この肝油はハリバーと呼ばれている。
U.エソは浅海や内湾の砂泥に眼だけを出していて近寄ってくる小魚を獲える。昔はカマボコの材料として大漁に獲れたが、現在は釣りの外道としてたまにかかってくるほどになっている。
「物類称呼」には「土佐の国の土人おばあといふ、漁人のいわく、えそは蛇の化したるもの也と又、九州にて、がまがえるの化したる物也。土佐の国の俗この魚をおばあという。是蛇のおばといふこころなるべし」とある。また伊勢の白子では、たいこのぶち(ばち)という。
エソは「狗母魚」と書くが、物類称呼では「恵曽」とある。ある古書には「病人食すべからず」とあるが、「和漢三才図会」などにはカマボコにして大変美味であると書かれている。大漁に獲れた時代には三大カマボコ材料魚であった。