今回もまた何事もなく家を出ることが出来、取りあえず一安心

今回もまた何事もなく家を出ることが出来、取りあえず一安心。

これから一泊二日の「越中おわら風の盆」の旅。

今年は9月1日が水曜日、2日が木曜日ということで、お客様には申し訳ないですが、どうしても

行きたいところだったので、チョイと無理をしました。

今回はタビックスのチラシで見つけたツアーです。

とても安く行けます。

但し、バスで片道10時間は覚悟をしないといけません。

朝5:00、観音寺駅発。

屋島観光バスが迎えに来てくれています。

外はまだ暗く2台のバスが待っていて、観音寺から行く人が多いんやなぁ、と思っていたら、

私たちのバスは私らだけ、隣の他社バスも一組だけ。

ちょっと拍子抜けしましたが、これから次々と拾ってイッパイになるんやろね。

必ず九月一日から三日間あるという。

「二百十日」の荒れる天候を鎮めようとの願いから始まったとの説もあり、哀愁のある胡弓や三味線の音、静かな踊り、

情緒ある町並みに惹かれます。

高橋治の小説「風の盆恋歌」というのもブームに火をつけたのはマ・チ・ガ・イ・ナ・イ。

去年は8万10万5万人、で23万人。

今年は合計20万人だったそうです。

一日夜中から雨になり、二日は人出が少なかったようですが、代わりに最終日三日は8万人

四日の朝、夜が明けて車が道を走り出すころまで踊っていたようです。

これは地元の方だとおもいますが、趣味で作られている「おわら風の盆」のHPから情報を戴きました。

しかし三日間にこれだけの人数を集め、それも町内の一部の地域だけであるお祭り。

それはスゴイ人の群でした。

八尾(ヤツオと読みます)までの交通手段は一般道を車、JRと、二通りありますが、車だと渋滞で何時に到着するか予測できないとのことで、JRを選びましたが、まずここでビックリ。

いわば「行」に近いかもしれん。

行きのJRも整理券代わりの団扇を貰い、

富山駅で何グループ化の一グループで並び、30分毎の臨時列車に流れのままに乗り込んだ。

取りあえず端っこの席は確保出来たが、後の人は当然「立ち」のまま、吊革の持てる人は良いが、無い人は人の揺れに身をまかす。

八尾の駅に着いた時はまだ外も明るく、駅舎にボンボリなど吊られお祭りムードいっぱい。

都会のラッシュに慣れた人は問題無いだろうが、あの小さな駅舎の階段を上がる人の群は圧巻。

どこからか胡弓も聞こえ、振り返るがどこにも見えず、、、、、、。

ホームから階段を上がるときに気が付いた、放送のスピーカーだった。

賑わいの中、人混みの一部になりながら改札へ、ホントに小さい田舎の駅舎で、近くで例えれば土讃線財田駅とほぼ同じ。

外に出て、ひっくりかえる程のビックリ!

なにやっ!? この人はっ!?

すでに先に入り込みしている観光客がいっぱい。

添乗員の旗の後ろをついて歩くグループもいれば、家族連れもいる、人人人、三人と違いまっせ、人、背中、頭、どっちを向いても人だらけ。

スゴイですね。

駅前からそのコース沿いに延々と夜店が、それも両側に約1kmはあるのではないかと。

その人いきれの中を流れに付いてゾロゾロと、お腹も少し空いているし、軽く虫押さえにと、たこ焼きを買うが、これも初めてなイイダコ一匹入りのデカタコ。

橋の袂で立ち食いやけど他にも同じ様な人がいっぱい。

柔らかいしお腹も空いてるしで、醤油味がうまかった。

ここはまだ序章、これからどこまで歩いたらええのん?ちうくらい歩きました。

道は暗いし人は多いし、まだまだ蒸し暑いし、二人がはぐれたら永遠に会えんのと違うか?と言うほどの(一寸大袈裟)人と迷路のような細い道いっぱい。

おまけに登り坂ときて汗だくだく。

どこで踊っているか、皆目見当がつかない。

添乗員の自治会館の貼り紙を見て時間を合わせて下さい、だってどこを歩いているかも地図を見ても暗くて読みにくいし、道は曲がっていたり分かれていたりで全然判らない。

取りあえずまだまだ先に人がイッパイいるので終点ではないと、その先へと上がる。

そこかしこから聞こえ出す胡弓、三味線。

もうアチコチで始まっている音の方へと行くが、スゴイ人の頭。

頭しか見えない先で踊っているらしい。

妻の手を引き、グイグイと奥へ割り込む。

やってる!!

幻想的やった。

お寺の廊下を踊りの舞台にして、両方から向きを変え躍り込む姿は見事。

これさえも50mは離れたところからの見物。

先は割り込む余地さえない人の塊。

そこから先は町内に設えた舞台やら、町内を練り歩くグループに出会い、間近で見られて満足。

疲れて帰りたがる妻をひっぱり、「日本の道百選」の諏訪町を目指すが人の群は切れない。

そこに差し掛かると両脇のボンボリが緩くカーブして上がっているのが判る。

横を車椅子を押して上がる人もいる。

この坂はなかなかな上り坂。

流石に人が減るがそれでも多い。

上から来た道を振り返ると綺麗な下り坂。

なんか疲れが吹き飛ぶような気持ち。

早い目に帰ろうかと21:30ころ駅に着くが、またまた驚いた。

まだまだ行く人、帰る人が溢れかえって、ガードマンが整理をしているのやら何をしているのやらの体。

駅前広場にロープが張られて、人がジグザグに並ぶ有り得ないと思う情景。

その端っこに木机が二つ置いてあり、駅員が二人立って切符を確認してロープへと人を並ばせると言う、どこかの牧場で羊が追いやられている様と殆ど同じ。

ホームも人でごった返し、あれで線路に人がこぼれないのが不思議なくらい立ち並び、列車が入るや一斉に乗車口に殺到、座ることが出来るのは座席分だけ、あとは皆さん疲れた顔で通路に立ってます。

しかしこのお祭り「越中おわら風の盆」はスゴク良い。

外で踊るため、羽二重の着物、三味線、胡弓の鳴り物が濡れてはいかず、天気が良くないと何もないらしい。

踊りは静かで男踊りが片足を上げ手を広げたときに、女踊りは静かに手を合わせる仕草。

絶妙な振り付けにユックリした動き、哀調のある胡弓の音色。

練り歩く町内は、狭く暗く長い。

今度行く機会があれば0:00から夜明けまでを見てみたい。

観光客が居なくなった深夜が一番良いらしいが、同じ事を考える人も沢山いるようで、今年も踊り手の進路を塞ぐほど人が切れなかったそうだ。

帰ってから思い残した事があったかのように、このお祭りのDVDを通販で3枚買った。

今も店内のパソコンで料理の写真をスライドショーしながら、バックにこの音を流している。

妙に合う気がする。

兎に角、良い旅が出来、楽しかった

たとえ一泊二日でも、非日常の旅はええもんです。