整 備 日 記 2


2011年10月20日実施
HIDコンバーターキット取付

 新車に標準装備となりつつあるHIDですが、旧車には純正で存在するはずもなく、対策として社外品の後付けのコンバーターキッ
トを取り付けるのが通常となっています。
 ただ、I−Rは生産後15年を経過し、生存数の少ないレアな車、キットを生産する会社を何社か探してみたものの、当然と云うか?
車種設定が全くありませんでした。
 更に、もし車種設定があったとしても高価で、気軽に取り付けると云う段階でもなく、ほぼ諦めていました。
 ところが、ネットを巡回していたとき「LALA楽天市場」で、格安のキットが出ていることを見付け、更にほとんどの国産車に取付可
能とのこと、また、ショップの評価が高いこともあり、半分冒険的に購入することにしました。
 注文したのは、「5段階調節35〜55HI/LO切替 最新リレーレスH4Hi/Lo H13Hi/Lo HB1Hi/Lo HB」と云うキットで
す。ランク的に同社のキットでは上位クラスですが、それでも価格は1万円を切る安価な製品で、もし調整機能レスなら更に安価な
製品を購入できます。
 実際製品が到着し、その機能を再確認しましたが、この価格は驚きでした。高級ハロゲンバルブ1台分の価格でHIDが取り付け出
来るのですから、夜間の安全性は確実に向上しますし、疲労も軽減されると思いました。
 ただ、注文先の「LALA楽天市場」から送られてきたキットの梱包状態が少々簡易的です。キットの箱に単純に包装をかけた状態
で、仮にも精密機械ですし、他のショップから送られて来た商品と比べると手抜きと感じます。まあ、これも機能・価格面を考えるとな
んとも云えませんが、神経質な方は問題視するでしょうね。
 さて、取り付けですが、構成品(画1)がシンプルで配線も判りやすく、エンジンルームにスペースのある車は短時間で取り付けが
可能だと判断できます。ただ、取扱説明書が汎用版で問題があり、特に配線については食違いが多く、少々の知識が必要になると
思います。
 また、私の選んだキットは5段階調節のため配線を車内へ回す必要性から、他キットに比し少々の知識を要し、特に最近の気密
性の高い車内への取り付けとなると、素人では難易度が高いと判断できます。
 実際の取り付けでは、最初にハロゲン球の取り外しが必要となります。なお、防水カバー&固定ホルダーは再使用しますが、車
種によっては防水カバーの加工が必要みたいです。なお、I−Rの場合は無加工でした。
 バルブ(画2)は、ユニット部を左に回すことによりシェードから分離でき、このシェードがヘッドライトユニットへの取付アダプターと
なります。
 ヘッドライトユニットのバルブ取付部は、ハロゲン球用ですので、ここで上に書いたシェード(画3)を使用します。次に防水カバー
&固定ホルダー(画4)を取り付け、最後にユニット部(画5)を挿入し右に回して固定します。
 一応、ヘッドライトユニット内から見た、バルブとヘッドライトユニットの取付様相は(画6)の様になります。
 バラストの取り付けは、バラスト部が左右独立で、それも薄型のこともあり、取付位置を選ばないと感じましたが、いざ取り付けと
なると、エンジンルームにスペースのない車は一苦労です。(なお、エンジンルームにスペースある車は、取り付けに際しては全く問
題ないと思います。)
 私の場合も、少し改造していることもあり、バラストが左右独立のことが逆に徒となりました。取り付けに際し、左側(画7)はバッテ
リーを移動しているため、広いスペースがあり簡単でしたが、右側はスペース(エンジン熱も考慮)がなく、苦肉の策として、リレー
ボックス内のリレーを移動し、スペースを確保(画8)して、リレーボックス内に取り付けました。
 私としては、バラストが分離してるのではなく、一体式が理想的で、バラストから反対側に配線で回す方が熱対策も含み有利だと
思います。一応、別売りで延長コードもあるみたいですが、安価が売りなので注文する気にはなりませんでした。
 それと、電源の供給は通常のヘッドライトの配線から取るのですが、出来れば別電源でバッテリーから直接取る方が効率的で安
全だと感じました。
 そのためにも、バラストが一体式の方が電源供給が1ヶ所で済むので、理想的だと考えています。
 一応、状況を見て、従来どおりのリレーを追加したいと考えています。
 思うにメーカーは、消費電力が 半分となるため、配線の簡略化が可能と考え、それを売りとしてリレーは不要としたみたいですが
? 純正コネクター等の強度を過信しているのではと感じました。
 最後に配線ですが、取扱説明書は細部では役にはたたないものの、配線自体は非常に簡単で、誤配線が起らない配慮が細部
に感じられました。
 ただ、前にも書きましたが調光リモコン(画9)の配線は車内に回すのは一苦労で、苦肉の策として以前他パーツを取り付ける際
に予備として回していた遊び配線を中継とし、調光リモコンの配線を途中で切断、半田付けコネクターの増設&防水処置をして延
長し取り付けました。
 取付完了後の実際の使用感ですが、もう感激&感動と云った感じで、非常に明るく透き通った光です。また、雨の日の路面の光
吸収が少なく、非常に好視界が確保され、手前は補助灯を点けている様な感じとなります。これは安全走向上とても有利で事故の
減少にもつながると感じました。
 5段階調節も便利な機能で、光のない山道では非常に役にたちます。ただ、街中は最低レベル(1)で充分で、段階的には2段階で
充分な状態です。そのため実際使うのは1と5って感じになります。まあ、調整幅が多い方が有利とも云えるので、この機能は良しと
考えています。
 ただ、難点はあります。これはHIDの特性ではなく、製品上の問題でしょうが、今回使用したキットのバルブがスライド式のためか?
LOからHIへの切替えのとき1秒程度消灯します。これは恐怖です。直線はまだ良いのですが、コーナーで一瞬光が消えるのは無
気味です。まあ、HIからLOへの切替えではこの現象は出ないので、特性と考慮すれば難はないとも思いますが、人に貸すような時
は説明が必要でしょうね、パニクリますから。安全性を考えた場合常時補助灯の点灯が必要です。→問題解決、追記確認

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→10/31追記
 タイムラグの対処法をメーカーから頂きました。リレーレス(画11)とバラストに相性問題があるようで、電源供給が追いつかないみ
たいです。対策として、バッテリーからの直電源を供給するリレーハーネスが有効みたいです。
 メーカーにはリレーハーネスは各種あるのですが、ショップでは、H4用のリレーハーネスの販売は現在なく、問い合わせに対する
対応のみのため、一応手配をしました。
 なお、取付後報告しますが、古い車の少数派に対する障害みたいなので、最近の車には関係でしょうね。

→11/10追記
 ショップと調整の結果、本日リレーハーネス(画10)が来ました。
 取り付けは、今付いているリレーレスと、届いたリレーハーネスを交換するだけです。まあ、バッテリへの配線が必要となりますが。
 リレーハーネスは、リレー本体とバッテリーから電源を引くハーネスで構成され、一昔前のライトリレーキットの専用加工品ですね。
 単純に考えれば、デジタルからアナログになったということです。接点抵抗は増えますが確実性は向上したと判断できます。
 まあ、最近の車には関係ないでしょうが、古い車には重要でしょう。
 結局、「5段階調節35〜55HI/LO切替 最新リレーレスH4Hi/Lo H13Hi/Lo HB1Hi/Lo HB」が「5段階調節35〜5
5HI/LO切替 H4Hi/Lo H13Hi/Lo HB1Hi/Lo HB」となったわけです。
 気になるのは、現在リレーレスが入ったキットは商品落ちしていることです。5段階調節が障害の元となっているのでしょうか?
リレーレスがないキット(代りにリレーハーネスが入っています。)のみの販売となってます。
 まあ、リレーレスとリレーハーネスの価格は同等のため、価格変更はないですが、取り付けが少々難しくなります。でも、タイムラグ
が出るよりはましだと思いますが。
 ともかく、現状ワークスの方の修理が完了したら、取り付ける予定です。取付後報告します。

→11/13追記
 リレーハーネスを取り付けました。
 リレーレスを外し、代わりにリレーハーネスを取り付けるのですが、左右を継ぐ線の追加が面倒臭いものの、バッテリーから直接電源
を供給できるのだから、作動が安定すると感じました。
 取付時は、まだ明るかったので、夜まで待ち試走しました。
 結果として、LO&HIの切替時のタイムラグがなくなり、良好なものでした。
 このことから、取付作業については完結となると思っていたのですが、なんと新たな問題が発生しました。
 それは何かと云うと、タイムラグ発生しないことで、バルブの動きが判るようになり、左側のバルブの異常に気付いたのです。 
 問題側は、前から光軸が変なので調整しなければと思っていたのですが、どうも、バルブがスライドしてない事が原因だったみたい
です? 一応パッシングは出来ますので、電源は来ていますが、左側のLO&HIの切替えが出来ません。
 明日、不具合の原因が、バルブかバラストか確認してみます。配線的には点灯しているので問題ないと思いますが、左右交換して
確認してみます。こうなると意地ですね。まあ、部品供給はしっかりしているので、最悪部品交換で解決すると思います。

→11/14追記
 左ライト不具合の原因が判りました。
 原因はやはりバルブでしたが、問題は解決しています。
 バルブを点検してみると、レンズ部が奥に入ったままとなってました。スライド式バルブの構造上の特性でしょうが、レンズ部に引っ
かかりがあり動いていなかったみたいです。 
 問題の部分を何回か前後すると、引っかかりが取れたみたいで、内部のスプリングが作動しはじめました。
 機能点検をすると、問題なくLO&HIの切替えが出来ます。
 どうも出荷時には引っかかったままとなっていたみたいです。
 そのため、取付後左ライトの光軸が変だったのも納得できます。更にタイムラグで症状が判らなかったことがあり、対策が遅れてし
まったわけです
 ただ、あの部分は、通常手にふれてはいけないので、素人には手に負えないでしょうね?
 まあ、ともかく今は正常作動していますので、追記はこれで終わりです。
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 以上の結果から、気を良くした私は、10/28に家内の車(ワークス)にも取り付けました。
 ワークスは昭和車ですので当然規格品はなく、同社にコンバーターキットを注文をしたわけです。
 なお、パルサーの経緯から、バルブがスライド式ではなくデュアル式のキットを注文しました。
 金額的には高かかったのですが、タイムラグがないのなら安いものだと、この時は思ってたからです。(後でスライド式のタイムラグが、
相性問題から起ることが判明し、ショップのご好意で対策を実施(追記確認)し解決しています。)
 ただ、この判断は、後に大変な苦労を生み結果となりました。詳細は下からお入りください。
ワークス整備日記


 最終結果的として、色々問題はありましたが、性能&価格的に満足しています。
 取り付けについては車種によって様々で、簡単に取り付けというショップの言葉は、必ずとは云えません。配線の取り回しで苦労する
部分もあるからです。なお、メーカーから延長コード等が販売されてますので、それを使うと便利かも知れません。
 ショップのサポートは充分でしょうね、土日の連絡はつきませんが、それ以外なら対応は早いと思います。ゆえに、保障は充分だと思
われます。結構、不良ショップも多いのですが、このショップは大丈夫でしょう。
 とにかくこの価格で、この性能です。取付車種を選ばないとなると、正常作動すれば文句は云えません。あと耐久性が気になるところ
ですが、後日問題があれば追記します。
 なお希望で、自動減光機能(停車時)があればと思っています。ただ、HIDの立ち上がりの関係から難しいのでしょうか?

キットの構成品(画1)
バルブの状態[シェード(上)部とユニット部(下)の分離](画2)

アダプター取付(シェード部)(画3)
防水カバー&固定ホルダーの取付(画4)

ユニット部の取付(画5)

ヘッドライトユニット部への取付概要
(含む防水カバー&固定ホルダー)(画6)

バラスト取付(左側)(画7)
バラスト取付(右側)(画8)

調光リモコン1段階(画9−1)
調光リモコン5段階(画9−2)


リレーハーネス(画10)
問題のリレーレス(画11)