思わぬ名店に遭遇もツアー客に翻弄され  [綾上町・山越]    [戻る]

山越

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FIRST IMPRESSION [めぐり逢いは突然に]
 土器川沿いで2軒回った我々は、いよいよ本命である綾川へと歩を進めることにした。県道というにはあまりにも強烈な山道を通り、綾上町へと抜ける。
 しばらく進むと、不意に視界が開けた。どうやら山を抜けたらしい。小学校らしきが見え、道沿いの人家も増えてきた。とその時、ふと左にやった小生の目に「うどん」の看板が飛び込む。右足は自然とブレーキを踏んでいた。黒島氏は、その看板の「山越」の文字を見て声を上げる。「ここがあの山越か」
 某うどん本に掲載されている店らしく、駐車場には車が幾台も並んでいる。魔法の水から輝く麺と賞される山越のうどんを、我々も賞味してみることにした。

LET'S EATING [うどん感を覆すその凄さ]
 店内は製麺所らしく、うどんを打つ機械の音が響く。おばちゃんが茹で上がったうどんを冷たい水でしめている。冷たいのと注文すると「2玉?」と返されて一瞬たじろいだ。2玉がノーマルなのだろうか?ともかく、それまで2玉のうどんを食していた我々は、1玉で抑えることにした。
 うどん玉の入ったどんぶりと引き換えに代金を支払い、だしはセルフサービス。プラスチック容器に入った冷たいだしをたっぷりかけて、いざ席へ。
 なるほど、麺はつやつやと輝いており、すっきりとしたダシの香りが食欲をそそる。では、ということで、一口。・・・・2人揃って絶句である。うまい。うますぎる。これは反則だ。卑怯である。(そこまで言うことも無いか)
 麺もダシもまるで吸い込まれるかのように胃袋に収まっていく。この味は筆舌し難い。とにかく、これまでのうどん感というものを根底から覆されたような気がした。これから先にうどん屋を回る気が無ければ、軽く4玉は食えただろう。
 ちょっと落ち着いて・・・・と。麺のうまさもさる事ながら、我々が感動したのはダシ。うどん通はダシは飲まないなどという輩がいるが、それはうまいダシにであったことが無い奴だ。ここのダシは本当にうまいとしか言いようが無い。ぜひ一度ご賞味あれ。
 ただ、我々同様遠路来店する客が多く、さながら観光名所の様相を呈していた。これは店にとってはありがたいことかもしれないが、味の低下につながりはしないかと少し不安を感じた。

INFORMATION [山越]
食したおうどん かけうどん(冷・熱) 1玉 90円
お持ち帰り 1玉 70円
住所 綾歌郡綾上町羽床上602-6
辿り着くヒント 国道377号線、羽床上小学校の傍に駐車場あり
休業日 日曜

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